シンガー・ソングライターの門脇更紗が3月25日(水)にリリースした配信シングル「東京は」のミュージック・ビデオを、門脇更紗のYouTubeチャンネルにて公開しています。
「東京は」は14歳から音楽活動のために、故郷である兵庫と遠く離れた東京とを行き来していた、門脇自身を投影した作品。アレンジャーには数々の有名アーティストの楽曲を手がけるトオミ ヨウを迎え、門脇の繊細さと芯の強さを併せ持つ歌声がより際立つ仕上がりとなっています。
公開されたMVは、映像作家の鈴木健太(Suzzken)がディレクションを担当し、門脇の現在地である東京の街を背にした歌唱シーンだけでなく、彼女が20年間を過ごした地元を離れる前の、両親や親友との時間、初めて路上ライヴを行なった駅前で歌う姿など、ドキュメンタリー的シーンが散りばめられた作品。門脇の素顔とこれまでの歩みを共有できるような内容となっています。また、雨上がりでの撮影となった東京での歌唱シーンでは、思わず感嘆が漏れるほどの美しい幻想的な色彩の空が映し出されています。
[コメント]迷いや不安。一度決めた決意から抗うことはできないし、でも、うまくいく確証はない。
自信はある。だけど、もしかしたら、ただの強がりかもしれない。正しいかなんてわからない。
でも。きっとその目線の先にはまだ見たことのない景色があるような気がして、待ってるだけじゃダメで、立ち止まるなんてできなくて。
早朝、東京を眺めながら「素敵だ。」と歌う 門脇さんの歌声に、強い決意を感じました。――鈴木健太(Suzzken)監督「東京は」のデモを聴いて、忘れかけていた東京への憧れ、不安、コンプレックスなどが、温度とか肌触りもそのままに蘇ってきました。
「私は東京に今いる」という歌詞が、彼女の飾らない真っ直ぐな歌声に乗ると、色々な心の葛藤を自ら振り払う強い決意のように聴こえて、とても好きです。――トオミ ヨウ