ドイツの若いソプラノの中で、圧倒的な人気・実力を誇る“コロラトゥーラの女王”
ディアナ・ダムラウ(Diana Damrau)の最新録音
『ポエジー〜R.シュトラウス歌曲集』(TOCE-90180)が1月26日にリリースされます。
“世界中をうならせる銀色の美声”と評されるダムラウは、バイエルン州ギュンツブルク出身。ヴュルツブルク音楽院で学び、ドイツの地方劇場で歌った後、99年にバイエルン国立歌劇場『ナクソス島のアリアドネ』のツェルビネッタ役でデビューしました。
以降は破竹の勢いで、ザルツブルク音楽祭には2001年に初登場以来毎年出演、2004年12月にはスカラ座再建公演のサリエリ『見出されたエウローパ』でタイトルロールを務めました。ツェルビネッタや『魔笛』の夜の女王が当たり役のように、高音とコロラトゥーラに優れている一方、中音域の瑞々しさ、豊かな表現力も卓越しており、リートでも非常に高い評価を得ています。
今回の新作は
R.シュトラウスの歌曲集。これまでモーツァルトを中心に録音してきたダムラウが、世に出るきっかけとなった得意のリートを、
クリスティアン・ティーレマン指揮
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団とともに録音しました。
今年はメトロポリタン歌劇場の公演で待望の来日を果たすダムラウ。
ドニゼッティ『ランメルムーアのルチア』の主役を演じます。