嗅覚、味覚、聴覚、視覚、触覚の五感のひとつずつ喪失させていく“未知の病”を巡る物語――。2011年、サンダンス映画祭に出品され、その斬新な映像世界が観る者を震撼させた話題作、映画『パーフェクト・センス』が2012年1月7日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。
――“SOS”と名付けられた原因不明の感染症が爆発的に拡散、あらゆる人々の嗅覚を奪い去っていく。その勢いは衰えることなく、感染者たちの味覚や聴覚を失わせ、人類は存亡の危機へ。シェフのマイケル(
ユアン・マクレガー)と科学者スーザン(
エヴァ・グリーン)は、そんな極限状況のさなかにめぐり合い、奇しくも謎の病に冒されたまさにその瞬間、恋に落ちる。ひとつ、またひとつと五感を喪失し、世界が終わりを迎えようとしたとき、ふたりはいったい何を求め、何を感じ取るのか――。『ゴーストライター』での好演が記憶に新しい英国が誇るトップスター、ユアン・マクレガー、『007/カジノロワイヤル』のエヴァ・グリーンという2大キャストはもちろん、監督は『猟人日記』で数々の映画賞に輝いた異才
デヴィッド・マッケンジー監督。壮大な世界終焉の瞬間と、共感を誘ってやまないラブ・ストーリーのコントラストを際立たせた抜群の構成力で、どんな困難に遭おうとも前に進もうとする人間の新たな可能性を描き出しています。
なお、すでにポスター・ビジュアルも公開されており、主演の2人が“五感が消えていく”終末世界に、お互いに思いを寄せ合い、憂いている表情が印象的です。