結成以来半世紀余、
ヴィヴァルディの『四季』が世界中で空前のバロック・ブームをもたらし、日本でも記録的なセールスを記録した
イ・ムジチ合奏団(I Musici)。彼らがこれまでに録音した6種類の『四季』を集めた豪華ボックス・セット
『イ・ムジチの四季〜オリジナル・ジャケット・コレクション』(UCCD-4826〜31 税込5,250円)が10月9日にリリースされます。
1955年の初録音から1995年のデジタル録音まで、イ・ムジチは6種類の『四季』をフィリップス・レーベルに録音し、95年までの累計売上が280万枚、現在までに300万枚近くを売り上げています。2013年のSound Scanクラシック累計チャートでは、現在入手可能な
ロベルト・ミケルッチ盤が27位、
ピーナ・カルミレッリ盤が53位にランクインしており(7月3日現在)、今なお日本人の心に響き続ける永遠のベストセラーと言えるでしょう。
今回の企画は、イ・ムジチによる6種類の『四季』を新マスターにより復刻、オリジナル・ジャケットをあしらった紙ケースにそれぞれ収納し、紙ボックス仕様で発売するものです。解説書には、イ・ムジチの歴史や6種類の演奏の特長、聴き比べのポイントなどを掲載予定。オールド・ファンには懐かしく、聴き比べも楽しめるボックスとなっています。
そして10月からは、いよいよイ・ムジチの日本ツアーがスタート! 10月12日(土)東京・ルネこだいらを皮切りに、13日(日)青森・六ヶ所村文化交流プラザ・大ホール、14日(月・祝)大阪・ザ・シンフォニーホール、17日(木)沖縄・沖縄市民会館、18日(金)名古屋・愛知県芸術劇場コンサートホール、19日(土)東京・サントリーホール、20日(日)神奈川・横浜みなとみらいホールにて公演を行ないます。
ロッシーニや
ヴェルディ、
プッチーニなどを盛り込んだ“プログラムA”と、
コレッリとヴィヴァルディによる“プログラムB”が用意されていますが、どちらのプログラムにも『四季』が入っています。
来日ツアーの予習としてもぜひ、手元に置いておきたいボックスです。