“渋谷系”の中心的グループとして、日本はもとより、海外のファッション、映画、音楽関係者から絶大な支持を得てワールドワイドに活動し、2001年3月31日に惜しまれつつ解散した
ピチカート・ファイヴ(PIZZICATO FIVE)。その解散から10年目にあたる本日、午前0時ちょうどに、かつてのバンド・リーダーであり、現在は音楽プロデューサーとして活躍する
小西康陽が“PIZZICATO ONE”名義でキャリア初のソロ・アルバム『11のとても悲しい歌』を5月25日にリリースすることが発表されました。
『11のとても悲しい歌』と題されたこのアルバムは、意外にも、全編英語曲のカヴァー集。
ジョン・レノン「イマジン」、映画『M★A★S★H』主題歌「もしもあの世に行けたなら」などの名曲群が、編曲家・リミキサーとしても活躍する小西康陽の手によりどのように生まれ変わるのか、大いに期待したいところ。
また、1曲ごとにフィーチャーされる、世界各国から参加した11人のヴォーカリストの面々が豪華! このために再集結した
ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズをはじめ、ブラジルの
マルコス・ヴァーリ、大御所ジャズ・ヴォーカリストの
マリーナ・ショウなど、かつての渋谷系ファンを唸らせるベテラン勢から、オランダの
ウーター・ヘメルやスウェーデンと日本を股にかけて活躍する
マイア・ヒラサワといった気鋭の面々まで、小西康陽の独特のアンテナにより選ばれた個性豊かな11人が参加しています。
東北地方太平洋沖地震の影響により、現在もレコーディングは続いている模様だが、本日リリースを発表したいきさつについて、小西はPIZZICATO ONEオフィシャル・サイトにて、「本日はかつて自分が組んでいたバンド、ピチカート・ファイヴが解散してちょうど10年目に当たる日、かつてバンドと音楽を愛してくださったファンの方々はこの度の大震災の被災地にも、そして世界の様々な場所にもいらっしゃいますので、せめて現在こういう作品を作っています、ということだけでもお伝えしたい、と思いました」と綴っています。まずはアルバムの完成を期待して待ちましょう!