ピアニストの桑原あいとドラマーの石若 駿がデュオを結成。ピアノとドラムだけのコンセプト・アルバム『Dear Family』（UCCJ-2148 2,500円 + 税）を11月8日（水）にリリース。

　桑原あいは自身のリーダー・トリオを中心に、ソロやストリングスとの共演など、さまざまな形で活躍中のジャズ・ピアニスト。2015年にスイスの〈モントルー・ジャズ・フェスティバル〉のソロ・ピアノ・コンペティションに日本代表として出演した際、クインシー・ジョーンズから「君の音楽こそジャズだ」と賞賛された実力派です。現在までに5枚のアルバムをリリースし、今年2月に発表したアルバム『Somehow, Someday, Somewhere』では、かねてから憧れの存在であったスティーヴ・ガッド（ds）とウィル・リー（b）と共演を果たし、大きな話題となりました。

　また石若 駿はジャズに留まらず、さまざまなジャンルのアーティストとレコーディングやライヴを行なう、縦横無尽の活躍を続ける“今もっとも忙しい若手ドラマー”。自身のリーダー・アルバムもリリースしています。

　アルバムのタイトルになっている楽曲「Dear Family」は、桑原と石若の共作で、今年4月からスタートしたテレビ朝日系報道番組『サタデーステーション』と『サンデーステーション』のオープニング・テーマ。キャッチーなメロディとダイナミックな演奏が評判を呼んでいます。

　この楽曲をきっかけに、アコースティック・ピアノとドラムだけのシンプルな編成で、フル・アルバムの制作が実現。本作のために、2人がそれぞれ書き下ろした楽曲を一発録りでレコーディングし、2人の個性がぶつかり合いながらも共鳴し、エネルギーにあふれた躍動感のあるアルバムが完成。さらにボーナス・トラックとして、マッシヴ・アタックの「Saturday Come Slow」とマルーン5の「Sunday Morning」のカヴァーが収録されます。