福岡出身の宅録SSW中島涼之介（シナプス）が、ソロ15枚目となるシングル「L’Eternel Retour」を6月18日（水）にデジタル・リリース。本作は、HIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション＆プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタル・リリースをサポートしています。

　先月リリースしたシングル「おやすみハニー」に続く、2ヵ月連続のリリースとなります。「L’Eternel Retour」は、現在制作中で、来年リリース予定の「四季」をテーマにしたミニ・アルバム・シリーズ（春・夏・秋・冬の全4作）への収録も見込まれており、その中でもハイライトとなる1曲とされています。

　文学と哲学を、軽やかさとロマンティシズムをもって融合させた、究極のラヴ・ソング。ぜひその世界観を味わってください。

［コメント］
あるとき、ふとした瞬間に、個人的な感覚とドイツの哲学者ニーチェの「永劫回帰」という思想が強く結びつき、「これか」と直観的に腑に落ちたことがありました。この楽曲は、その体験から一気に生まれました。
「時間が無限であるならば、いまこの瞬間もまた、永遠に繰り返される。だから、この瞬間、この人生を、繰り返すに値するように生きよ」という、運命愛と生の肯定を示すニーチェの思想は、物理学的には否定されているかもしれません。
しかしそれでも私は、そこに確かにロマンと情熱を感じずにはいられません。そしてそれは、文学的な価値として大いに意味を持つと考えています。
「あなたとキャッチボールをするためなら、また生まれてもいいかなって思う。」これは『進撃の巨人』のジーク・イェーガーの言葉ですが、この感覚こそ、私がこの曲に込めた気持ちそのものかもしれません。
そんな感覚を、自分なりに咀嚼し、再解釈しながら、愛の歓喜と切なさを音に変えていきました。
フレンチオールディーズのサウンドにインスピレーションを受けながら、軽やかでシンプルなラブソングに仕上がっています。
ぜひ、独特でありながら普遍的な愛の世界をご体感いただきたいです。