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前田敦子、南 果歩ら登壇、映画『さよなら歌舞伎町』日本で初のプレミア上映が開催

前田敦子   2014/11/25 14:13掲載
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前田敦子、南 果歩ら登壇、映画『さよなら歌舞伎町』日本で初のプレミア上映が開催
 来年の1月24日(土)より公開となる映画『さよなら歌舞伎町』(監督: 廣木隆一、主演: 染谷将太)。一般公開に先駆け、11月22日(土)には〈第15回東京フィルメックス〉の特別招待作品として日本で初のプレミア上映が実施され、ヒロインをつとめた前田敦子、熟練の演技力で個性的なキャラクターを作り上げた南 果歩、監督の廣木隆一が舞台挨拶に駆けつけました。

 舞台挨拶では本作の舞台となった“歌舞伎町”について、「プライベートでは中々行かないですよね。でも映画の撮影や今回、映画のポスターの撮影も新宿や歌舞伎町でさせていただいたのですが、人が自由にいられる場所だと感じました。不思議な気持ちになる場所だなと思いました」(前田)、「『さよなら歌舞伎町』というタイトルからして、パンチがありますよね。何かが起こる、何かか渦巻いているというようなイマジネーションを掻き立てられる、歌舞伎町が舞台の群像劇はぴったりだと思いますよ」(南)と、それぞれコメントしています。


(C)2014『さよなら歌舞伎町』製作委員会

『さよなら歌舞伎町』
第15回東京フィルメックス・プレミア上映より


前田敦子 「たくさんの方にお集まりいただき、誠にありがとうございます。(トロント、釜山と)監督が回ってきて、今日ここで上映されるのがすごく嬉しいです。楽しんで帰ってください」

南 果歩 「やっと東京での上映、ワクワクしています。すごく面白い映画なので、楽しんで観て下さい!

廣木隆一監督 「こんばんは、廣木隆一です。フィルメックスに呼んでいただきありがとうございます。めちゃくちゃ緊張して何を言おうか忘れちゃいました(笑)。日本で初の上映がここで嬉しいです!

――黒沢 清監督、山下敦弘監督とのお仕事が続き、映画女優としてのキャリアを築かれています。今回は廣木組初参加となりましたが、いかがでしたでしょうか。

前田 「廣木さんから声をかけていただいてとても嬉しかったです! お名前を聞いただけで、“お願いします!”って思いました。親身になってお話を聞いてくれますし、演技に関しては、自分で考える厳しさを教えていただいたと思います」

――南さんも廣木監督とのお仕事は初めてと伺いました。さまざまな監督の作品に出演していらっしゃいますが、廣木監督はどのような感じでしたか。

 「スケジュール的に余裕のない現場だったのですが、監督がいらっしゃって“さあ撮るぞ!”となると時間の無さを感じなくなって、濃厚で充実した時間と空間を過ごさせていただきました。監督は目の前にいる人間が主人公という強い気持ちで役を捉えていただいていたので、どんな映画になるんだろうと、とても期待していました。

――前田さんと南さん、お二人のキャスティングの理由を教えていただけないでしょうか。

廣木監督 「お二人を選んだ理由はないですよ(笑)。役柄が良いところのないダメダメな役なので、素敵なお二人に演じていただけるだけで、ありがたいです。

――今まで演じてこられた役とは、一味違った役柄だったと思います。(プロの有名ミュージシャンを目指すという役柄を)演じられていかがでしたでしょうか? また初めての大人の恋愛群像劇は、いかがでしたでしょうか?

前田 「今回は“弾き語りをする”というところに一番向き合いました。撮影が始まる一月前に、監督から“しっかり一曲やってもらうから”と言われて、
それまではギターをやったこともなかったので、みっちり練習しました。成果は……どうでしょうか」

廣木監督 「そうなんです、ギターを熱心にやってもらいました(笑)。注目して観て下さい。

――本作では、松重 豊さんが演じられる夫とともに時効を待ち、目立たないように暮らすラブホテルの清掃員という役ですが、この難しい役作りはどのようになさったのでしょうか。

 「実際に町田のラブホテルに行って、練習させていただきました。凄いテクニックを教えていただいたので、劇中で披露しています! 手と足を同時に使うのがカッコいいので、ぜひ観てください!

――大人の恋愛を模様を描いた群像劇にご出演されるのは初めてかと思いますが、いかがでしたか? また同世代の染谷さんとの共演されちょっと倦怠期のカップル、という二人のシーンは、どのように作られていったのでしょうか。

前田 「群像劇は色んな人の心の中に入っていけるので凄く好きなんです。実際撮影しているときも自分たち以外のエピソードがどんな風になっているのか、気になって、とても刺激的でした。染谷さんの出す空気感はとてもありがたかったです。日常的なカップルの会話を事前に打ち合わせなどをしっかりせずに、とりあえずやってみるというのは自然でやりやすかったです。

――撮影中のエピソードで印象に残ったことをお聞かせください。

 「終盤疾走するシーンがあるんですけど、監督も走り出して“おっ! やる気だな”と思ったんですけど、走るのが遅すぎて遅すぎて映りこんでNGということがありました(笑) 「

廣木監督 「負け惜しみじゃないけど、自転車と走りだったからですよ(笑)」

――“歌舞伎町”に思い入れのあることはございますか?

廣木監督 「元々ピンク映画をやっていた頃からお世話になっているので、青春であり仕事場でもありました。昔と変わっているところ、変わっていないところもありますが、なじみのある場所で撮ったことが映画に出ていると良いなと思います」

前田 「プライベートでは中々行かないですよね。でも映画の撮影や今回、映画のポスターの撮影も新宿や歌舞伎町でさせていただいたのですが、人が自由にいられる場所だと感じました。不思議な気持ちになる場所だなと思いました」

 「『さよなら歌舞伎町』というタイトルからして、パンチがありますよね。何かが起こる、何かか渦巻いているというようなイマジネーションを掻き立てられる、歌舞伎町が舞台の群像劇はぴったりだと思いますよ」
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