“ずっとロック、これからもロック。”を合言葉とするロック・フェス〈ビクターロック祭り〉の番外編としてスタートした、Getting Better RecordsとSpeedstar Recordsによるライヴ・イベント〈MUSIC TAGS〉第3弾が7月22日(水)、23日(木)とZepp Tokyoで開催。
THE BOYS&GIRLS、
キュウソネコカミ、
くるりが出演した1日目に続く2日目も、夜の本気ダンス、KEYTALK、ORANGE RANGEと豪華ラインナップが出演しました。
まずはオープニング・アクト、前日には大阪で
GOOD ON THE REELによる〈HAVE A“GOOD”NIGHT〉へ出演し、当日朝に電車で東京へやって来たという京都出身の4人組“
夜の本気ダンス”が「WHERE?」で会場の雰囲気をダンサブルに染め上げる。鈴鹿秋斗(ds)による「サムライマニア」アカペラ熱唱や「ロコローション」コピーでORANGE RANGE愛を訴えつつ、ニュー・シングル
「By My Side」、「fuckin' so tired」「戦争」と、その勢いは止まることなくファンキーにフィナーレ。
オリエンタルなSEに乗ってステージに登場したのは、8月に〈お台場夢大陸 めざましライブ〉出演、そして10月は日本武道館公演を控えるKEYTALK。初っ端から「FLAVOR FLAVOR」「パラレル」で大胆にスパーク。「下北沢からやってきたKEYTALKです」というMCからの「YURAMEKI SUMMER」、さらには「桜花爛漫」「コースター」など、衝動に突き動かされるダンス・ビート、しっとりと琴線に触れるメロディという彼らの魅力に、オーディエンスも最大限の“ぺーい”レスポンスで応える。「“MABOROSHI”を作る準備できてますかー?」とブリージンな「MABOROSHI SUMMER」の後は、怒涛の「太陽系リフレイン」「MONSTER DANCE」へと突入。
〈MUSIC TAGS vol.3〉2日目のトリをつとめるのは、3rdアルバム『ИATURAL』(2005年)再現をコンセプトとしたツアー〈RANGE AID+ presents“RWD← SCREAM 015”〉をこの春に開催、過去を振り返りながらも新たな表現を模索し続けているORANGE RANGE。「JIN JIN」「祭男爵」でスタートから猛攻をかけると、「もっともっといきますよ!」とばかりに「お願い!セニョリータ」へ。夏のアンセムを次々と繰り出す貫禄のパフォーマンスに、フロアの熱気も高まる一方。やんちゃな歌心を忘れることなく、シリアスにトライアルを続けるその姿勢は「永遠の若手のつもりで」というMCからも伝わってくる。「本気ダンスしてくれますかー!」からの「おしゃれ番長 feat.ソイソース」、一転「トーキョーガールズコネクション」と押し引きも自在のセットリストから、「渾身のラブソングが出来ました」と披露されたのは新曲「SUSHI食べたい feat.ソイソース」。AC部が手がけたミュージック・ビデオも脳裏をよぎる、シュールな世界観はクセになること確実。
8月にはニュー・アルバム
『TEN』が登場と、その期待感も煽るステージは「キリキリマイ」で一端締め。アンコールでは夜の本気ダンス・鈴鹿のORANGE RANGE加入が一瞬叶いつつも即退場、「ロコローション」「上海ハニー」とこの日一番の盛り上がりを記録し、イベントは大団円を迎えました。
(Photo By 浜野カズシ)