コンサート・ホールからクラブへと場を移し、クラシック音楽の新しい聴衆に向けて新しい聴き方を提案するドイツ・グラモフォンの取り組み〈イエロー・ラウンジ〉に、ヴァイオリンの女王
アンネ=ゾフィー・ムター(Anne-Sophie Mutter)が登場。そのライヴ録音
『イエロー・ラウンジ ライヴ』(UCCG-1720 2,600円 + 税)が11月18日(水)にリリースされます。
〈イエロー・ラウンジ〉は、2001年2月にドイツのハンブルクで始まった、クラブで一流のクラシック演奏を気軽に聴くことができるイベント。ルールやマナーに厳しいイメージのあるコンサート・ホールを抜け出し、クラブでドリンクを片手に自由かつ寛いだ雰囲気でクラシック音楽を味わうことができます。アーティストの演奏は基本的に20〜30分を2セットとなっており、演奏前後にはDJがプレイする音楽や、VJによる映像も楽しめます。“イエロー”はドイツ・グラモフォンのロゴの色を指しており、〈イエロー・ラウンジ〉のロゴもドイツ・グラモフォンのロゴを現代風にアレンジしたもの。
ユニバーサル ミュージックが擁するドイツ・グラモフォン、デッカやUCJといった一流レーベルのアーティストが出演するこのイベントに、今回はムターが登場。曲目は
ヴィヴァルディや
バッハといったバロック作品から、
ドビュッシーや
サン=サーンスによる作品、
ベンジャミンによる「ジャマイカン・ルンバ」や
ウィリアムズによる『シンドラーのリスト』のテーマ曲まで幅広く、聴衆が一体となって楽しめるものばかりです。ベルリンの新名所といわれる“ノイエ・ハイマート”(NEUE HEIMAT)を会場に、場の興奮が伝わってくるライヴ録音に仕上がっています。