ジャイルス・ピーターソンが“アメリカ音楽のキーパーソン”と絶賛するストリングス奏者 / コンポーザーの
ミゲル・アトウッド・ファーガソン(Miguel Atwood-Ferguson)が手がけた楽曲を集めたコンピレーション・アルバム
『Miguel Atwood-Ferguson's Contribution Works』(RINC14 2,300円 + 税)が9月21日(水)にリリースされます。本作は、
J.ディラのオーケストラ作品
『Suite For Ma Dukes』で一躍有名となり、みずから率いる弦楽四重奏団“カルテット・ファンタスティコ”での活動も目覚しいファーガソンが関わってきた作品を、音楽ジャーナリスト / プロデューサーの原 雅明がコンパイルしたもの。
今年の〈グリーンルーム・フェス〉や〈サマーソニック2016〉に出演しファン急増中のフューチャー・ソウル・ユニット、
ハイエイタス・カイヨーテをはじめ、シンガー・ソングライターの
Mocky、日本を代表するインスト・バンド、Nabowaらの注目作を多数収録。また、
カルロス・ニーニョと共に制作したJ.ディラの名曲「Fall In Love」のストリングス・ヴァージョンは、オリジナル盤がすでに廃盤となっており、このアルバムでしか聴けない貴重な作品です。
この後、
フライング・ロータスの主宰するレーベル「Brainfeeder」からのリリースを予定しているファーガソン。彼の才能が堪能できるだけでなく、今注目すべきサウンドが網羅できる一枚となっています。
素晴らしいステージだった来日公演の記憶も新しいミゲル・アトウッド・ファーガソンの魅力をさらに伝えるコンピレーション・アルバムです。ジャンル、レーベルを越えて、ミゲルのベスト・ワークを集めました。――原 雅明