今年7月26日に逝去したピアニスト、故・
中村紘子。演奏活動はもちろん、文筆や教育の分野でも活躍した中村の逝去から約3ヵ月の時を経て、中村に影響を受けた演奏家たちが、故人のリサイタルを予定していた12月11日(日)に集い〈偉大な芸術家の思い出に 中村紘子 メモリアル・コンサート〉を東京 赤坂 サントリーホールで開催。
コンサートには、中村が情熱を注いだ「浜松国際ピアノアカデミー」から羽ばたいたピアニストの
上原彩子、
河村尚子、現在の日本の音楽界を牽引する名手・
横山幸雄、そしてヴァイオリニストの
漆原啓子が出演。また、“三千両トリオ”として中村、
海野義雄と共に一世を風靡したチェリストの
堤 剛も出演します。
中村が亡くなったその日ピアノに楽譜が残されていたという
モーツァルトのピアノ・ソナタK.310を上原彩子が、中村が愛奏したショパンの名曲を横山幸雄が、
ラフマニノフによる2台ピアノのための組曲第2番を横山幸雄(I)と上原彩子(II)が、そして“三千両トリオ”の名演が語り継がれる
チャイコフスキーのピアノ三重奏曲「偉大な芸術家の思い出に」を河村尚子(p)、漆原啓子(vn)、堤 剛(vc)が演奏します。