独特な解釈、確実なピアニズムで高く評価されているフランスのピアニスト、
ダヴィッド・フレイ(David Fray)が待望の
ショパン作品集『ショパン』(WPCS-13581 2,600円 + 税)を2月15日(水)にリリース。
1981年生まれのフレイは、仏パリ・コンセルヴァトワールで
ジャック・ルヴィエ(Jacques Rouvier)に師事し、首席で卒業。第5回〈浜松国際ピアノコンクール〉での入賞をはじめ数々のコンクールで上位に入賞し、著名指揮者や名門オーケストラとの共演を重ねています。ウィグモア・ホールやカーネギー・ホール、シャンゼリゼ劇場など世界各地でリサイタル活動も活発に行なうほか、
ルノー・カピュソン(Renaud Capuçon)らと組んで室内楽でも積極的に活動。これまでに〈エコー・クラシック賞〉の“インストゥルメンタリスト・オブ・ザ・イヤー”、『BBCミュージック・マガジン』による“ニューカマー・オブ・ザ・イヤー”、フランス版の〈グラミー賞〉といわれる〈ヴィクトワール・ド・ラ・ムジーク〉から“年間最優秀器楽奏者”として表彰されるなど、数々の賞を受賞しています。
フレイは本作のレコーディングに向かうまで、約15年にわたってあえてショパンから距離を置いていたとのこと。
バッハ作品のレコーディング(パルティータ)において独特な音楽性に注目が集まったフレイが、
モーツァルトや近作の
シューベルトを経て、ピアノ曲のなかでも高い人気を誇るショパン作品に挑んだ意欲作です。