2017年末の「NHK紅白歌合戦」で
郷ひろみが披露した「2億4千万の瞳〜GO!GO!バブルリミックス〜」の編曲を担当、また主題歌・劇伴を担当したテレビ東京系ドラマ「電影少女 -VIDEO GIRL AI 2018-」の放送がスタートし好評を博している
tofubeatsが、
東出昌大が主演を務める映画「寝ても覚めても」の主題歌と劇伴を担当。
2018年晩夏に公開予定の本作は、ミステリアスな自由人の麦(バク)と、優しくて誠実なサラリーマンの亮平という、同じ顔をした2人の男と、その間で揺れ動く女性、朝子の8年間を描く恋愛映画。監督を務めた濱口竜介は、原作が持つストーリーの荒唐無稽さと緻密な生活描写に惚れ込み自ら映画化を熱望し、メガホンを取りました。東出昌大は、同じ顔をしていながらも全くタイプの違う男、麦と亮平という初の一人二役に挑み、
唐田えりかがヒロイン、朝子を演じます。さらに、
瀬戸康史、
山下リオ、
伊藤沙莉、
渡辺大知、
仲本工事、
田中美佐子ら豪華キャストが脇を固めています。
tofubeatsは、濱口の前作「ハッピーアワー」が「自分がアートの現場で見てきたものと違い、相当喰らった」と語っており、その後、濱口監督との対談などで交流を深めてきました。tofubeatsは、「初の映画への主題歌・楽曲提供ということで不安もあったのですが、濱口監督の作品ということで意を決して飛び込ませていただきました。不慣れな点は多かったのですが、こうして皆様にお知らせできるところまで来られて本当に嬉しいです。とにかく自分にできることは脚本や資料を読んで取り組むことだったので、全ての要素が作品を見て皆様が感じていただくことの助けになっていれば嬉しいです」とコメントしています。
初の映画への主題歌・楽曲提供ということで不安もあったのですが、濱口監督の作品ということで意を決して飛び込ませていただきました。不慣れな点は多かったのですが、こうして皆様にお知らせできるところまで来られて本当に嬉しいです。とにかく自分にできることは脚本や資料を読んで取り組むことだったので、全ての要素が作品を見て皆様が感じていただくことの助けになっていれば嬉しいです。――tofubeatsこの度、tofubeatsさんに『寝ても覚めても』映画音楽をお願いできたことを心から嬉しく思っています。クレバーな印象の強いtofuさんですが、その楽曲は実はとてもまっすぐ胸に飛び込んでくるものです。『寝ても覚めても』はなかなか一筋縄ではいかない恋愛映画なのですが、tofubeatsさんの楽曲は観客が映画を見る上での感情的な拠りどころになってくれています。そして、エンドクレジットに流れる主題歌。私は、震えました。観客の皆さんにも胸のど真ん中を撃ち抜かれていただきたい。ご期待ください。――濱口竜介