ベルリン・フィル、
ピーター・ガブリエル、
アル・ディ・メオラ、
チーフタンズらとの共演でも知られるスペイン出身のフラメンコ・ギタリスト、
カニサレス(Canizares)が、8年ぶりとなるフラメンコ・アルバム『
洞窟の神話』(VITO-468 2,800円 + 税)を4月11日(水)に発表します。また、9月には日本全国をまわる〈カニサレス・フラメンコ・クインテット 来日公演2018〉が開催されます。
近年は、フラメンコに多大な影響を受けた
アルベニス、
グラナドス、
ファリャ、
スカルラッティの楽曲をギターに編曲したクラシック・アルバムを立て続けに発表していたカニサレスが、今回取り組んだのは全曲自作のフラメンコ・アルバム。アルバム・タイトルの『洞窟の神話』は、古代ギリシアの哲学者プラトンの〈洞窟の比喩〉から付けたもの。伝承音楽として発展してきたフラメンコの伝統を〈洞窟の中の影〉にたとえ、カニサレスが育んできたクラシック音楽の知識(太陽の光)と融合することで、これまで対照的だった〈光〉と〈影〉を絶妙に調和させています。
スペインと日本の外交関係樹立150周年を記念した〈カニサレス・フラメンコ・クインテット 来日公演2018〉は、9月16日(日)福島・いわき芸術文化交流館アリオス中劇場を皮切りに、9月30日(日)埼玉・所沢市民文化センターミューズ マーキーホールまで全10都市11公演を予定しています。