米ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動する女性ヴォーカル中心のグループ、セイ・シー・シー（Say She She）が、3rdアルバム『Cut & Rewind』を10月3日（金）にリリースします。

　メンバーはエル・ミシェルズ・アフェアーやチカーノ・バットマンの元メンバーであるピヤ・マリク（Piya Malik）、サブリナ・ミレオ・カニンガム（Sabrina Mileo Cunningham）、ナヤ・ガゼル・ブラウン（Nya Gazelle Brown）の3人。全員クラシック音楽の教育を受けたシンガーで、自らの音楽性を“ディスコデリック・ソウル（discodelic soul）”と呼び、ドリーミーなハーモニーを特徴とています。グループ名は、ナイル・ロジャースへのオマージュに由来。彼と彼のバンド“シック”を主要なインスピレーションとして挙げています。

　ミニー・リパートン、ロータリー・コネクション、Liquid Liquid、ESGなどを引用した、70〜80年代の音楽に深く影響を受けたサウンドは、3rdアルバム『Cut & Rewind』にてそのスケールをさらに拡大。MVが公開されているタイトル曲「Cut & Rewind」をはじめ、ロニー・リストン・スミスやナイジェリアの伝説的姉妹デュオ“Lijadu Sisters”の要素を取り入れながら、Lambrini Girlsやアミル・アンド・ザ・スニッファーズといった同時代的なスピリットも楽曲に投影させています。脈打つディスコビート / スペイシーなホイッスルトーン / 耳に残るメロディが融合するサイケデリックな音世界は、ミーターズ風のジャムやブッカー・T&ザ・MG'sのスタジオでの規律のある行動、さらにLiquid LiquidのSal Principatoとのポストパンク即興バンド経験を持つマリクの影響も感じられます。