ヴォーカルの
tamiを中心に2018年に結成されたポスト・トリップホップ・バンド、
TAMIW(タミュー)が、初のEP『Floating Girls』を2月25日(金)に配信リリース。
2ndアルバム『future exercise』(2020年)に続いてリリースされる初のEP『Floating Girls』は、バンドが運営する大阪・堺寺院内のスタジオ「Hidden Place」で制作。tamiの歌声、サンプリング・シンセベースを用いたトラックは近年の
リトル・シムズや
FKAツイッグスを想起させ、ヴォイス・ピッチ・エフェクトなどを用いるサウンドはプロデューサーA.G.Cookの作品にも通ずる感触を持ちます。
また、コロナ禍を通じてよりパーソナルで身近なテーマについて考えられた本作には、ベース・ミュージックを経由したサウンドで
ビョークにも通じる世界観を作り上げている先行配信シングル「7-5=」や、
アンダーソン・パーク、
ロバート・グラスパーなどの作品でも活躍するプロデューサー / ラッパー、
シャフィーク・フセインが参加した本作リード曲「HAFU」を収録。「HAFU」では日韓ハーフに生まれた女性の心の葛藤を描いたストーリーが歌われ、シャフィークがラップでアンサーする構成となっています。また既発シングル「Lights」「PurePsychoGirl」はEP用に再ミックスされ、ミキシングではメンバー、「Hidden Place」クルーに加え、
KIRINJI、
iri、
the HIATUSの作品でも活躍するBigfish Soundsのオーナー柏井日向が参加しています。スペースシャワーのHPでは、tamiによる全曲ライナーノーツが公開されています。
そして、リリース当日2月25日(金)21:00より、「HAFU」のミュージック・ビデオがYouTubeにてプレミア公開。「Hidden Place」スタジオのある大阪の寺の本堂も撮影に使われ、シャフィーク・フセイン本人も出演しています。
なお、TAMIWは3月5日(土)に東京・表参道 WALL&WALLにて〈TAMIW「Floating Girls」EP Release Live〉を開催。ゲストに
gatoを迎えてのツーマン・ライヴとなっています。チケットは一般発売中。
[コメント]楽しいプロジェクトに参加でき、HAFUについて日本での状況を勉強するいいきっかけになった。
近年はプロデューサーとしての仕事が大半だが、ラッパーとしてキャリアをスタートしたので、初心に帰ることができました。
日本のリスナーに聴いてもらう機会をいただき、感謝しています。――シャフィーク・フセイン