ポップス界のマエストロ、冨田恵一によるソロプロジェクトである
冨田ラボの4th Album『Joyous』が、10月23日(水)に発売されることが決定しました。
冨田ラボとは、音楽プロデューサー冨田恵一のサウンドを追及し、形にしていくことを目的としたソロ・プロジェクト。音楽プロデューサーとして
MISIA「Everything」(2000年)、
AI「ONE」(2005年)、
坂本真綾「ムーンライト」(2011年)など、数多くのヒットソングを手掛けると共に、過去には“Shipシリーズ3部作”と呼ばれる3枚のアルバムをリリース。類稀なグルーヴと緻密なサウンドスケープが共存するトラックに、
佐野元春、
松任谷由実、
キリンジや
ハナレグミらのゲストヴォーカルを迎え、耳の肥えた音楽ファンから圧倒的な支持を得ています。
今作『Joyous』では、各曲に1人ずつヴォーカリストを迎えた“Shipシリーズ”からフォーマットを一新し、作品に参加するヴォーカルを4人に絞り込む形をとっています。歌声を披露するのは、なんと35周年を迎えこのたび活動再開を発表した
原 由子(
サザンオールスターズ)、全方位型音楽で中毒性のあるポップ・ウィルスを拡散させる東洋一のサウンドマシーン、
クレイジーケンバンドを率いる
横山 剣、独創性と普遍性を兼ね備えた音楽を圧倒的なパフォーマンスで魅せる
椎名林檎、唯一無二の歌声と幅広い音楽的バックグラウンドを持つ注目のシンガーソングライター
さかいゆう、と現代の邦楽シーンを代表する達人たちが集結。
録音は、新たに創設された冨田ラボのプライベート・スタジオにて、2012年末から2013年初頭にかけて行なわれました。4人それぞれのソロ・ヴォーカル曲に加え、「この世は不思議」、「都会の夜 わたしの街」ではゲスト全員で1曲を歌い上げています。各々が持つ個性的な音色と卓越したパフォーマンスは蔦のように絡み合い、色鮮やかな表情を持った楽曲に染めあげてみせる。これだけの名立たるヴォーカリストが1曲の中でコラボレーションすることは奇跡的かつ歴史的な事件ではないでしょうか。
また、作詞は椎名林檎、
高橋幸宏、
坂本慎太郎(ex-
ゆらゆら帝国)、
中納良恵(
EGO-WRAPPIN')、堀込高樹(KIRINJI)、青山陽一が担当。時代の言葉を持つアーティストによるとっておきの一篇は、ゲスト・ヴォーカリストとの強力なシナジーを生み、このアルバムが持つ妙味を一つずつ浮かび上がらせています。タイトル『Joyous』が意味する”歓喜”、至高の歌声が醸し出す“洗練”、そして情景豊かな歌詞に紡がれる“ファンタジー(幻想)”、それぞれが溶け合い組み合わさることで、冨田ラボの新たなフェーズにふさわしい作品を形作っています。
アルバム初回限定盤にはボーナス・ディスクを封入。本編ではさかいゆうが歌う「いつもどこでも」を、多くのアーティストコラボレーションでもお馴染みの児玉奈央が歌唱。このヴァージョンは、昨年「ホクト」CMソングにも起用されて話題となりました。また、本編Discに収録されたヴォーカル楽曲のインストバージョン7曲も合わせて収録される。ほぼ全ての楽曲を自演し、構築する冨田ラボの辣腕をより深く堪能できる特典になっています。