トロンボーン奏者・作編曲家の
湯浅佳代子が、6月25日にデジタル・リリースした5年ぶりのソロ作品「Station to Station」に続き、第2弾作として「KYOTO1:00am」を7月30日(水)に配信リリースしました。
2020年のコロナ禍の中、不安で自身の心が疲弊していく中、自然と「環境音楽」に興味を持った湯浅佳代子。変わり続ける日常に、「環境音」の変化を楽曲に取り入れるべく、フィールド・レコーディングを開始。ジャズに、「環境音楽」を積極的に取り入れたチル・ミュージックや、架空の物語をテーマにした劇伴的楽曲を制作するプロジェクトを、レコーディング・エンジニア箸本智とのコラボレーションにて始動しました。
本作「KYOTO1:00am」は、コロナ禍の京都駅で採集した環境音を随所に散りばめ前作「Station to station」から繋がる世界線の楽曲です。京都駅から八坂神社を目指し、途中で雨が降ってきた時の音をフィールドレコーディングしながら歩くこと40分。祇園にたどり着いた“午前1時”がタイトルにも含まれる本作は、石畳と霞んだ街並みの美しさをトロンボーンの多重録音、シンセサイザー、環境音で表現しています。深夜の京都、バスもタクシーも使わず、五感を頼りに歩き続けた時間が、生かされた作品となっています。