リサーチ

9月5日誕生!〜永遠の二枚目俳優 草刈正雄

草刈正雄   2025/09/05掲載
はてなブックマークに追加
草刈正雄の音楽作品についておしえてください!
9月5日誕生!〜永遠の二枚目俳優 草刈正雄
 クールな二枚目からコミカルな役まで幅広い演技で人気を博しているダンディな俳優の草刈正雄は、9月5日がバースデー。1952年9月5日に現在の福岡県行橋市にて米軍人の父と日本人の母との間に生を受けた草刈は、17歳で上京。1970年に資生堂の専属モデルとなり、資生堂の男性化粧品「MG5」のCMでデビューを果たしました。甘いルックスと軽妙な語り口ですぐさま人気モデルとして活躍すると、音楽番組の司会などを経て、1973年のドラマ『トリプル捜査線』で俳優へ転向。以来、数多くの映画やドラマに出演しています。

 2010年代以降は、ドラマでは大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』『真田丸』、連続テレビ小説『なつぞら』『ちむどんどん』のほか、『民王』『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』『正直不動産』、映画では『篤姫ナンバー1』『体操しようよ』『記憶にございません!』『大河への道』『キングダム 大将軍の帰還』などに出演。バラエティやCMでも目にする機会も多いほか、2017年には初の写真集『草刈正雄FIRST PHOTO BOOK』を発刊して注目を浴びました。

 そんな草刈は、歌手としても活躍。1971年に爽やかでフォーキーなポップ・ソング「地図にない街」でシングル・デビューを果たすと、同年に「めぐり逢い」(写真)を発表。同曲は当初、グループサウンズ“ズー・ニー・ヴー”のヴォーカルを務め、のちに映画『キタキツネ物語』主題歌「赤い狩人」や映画『野性の証明』主題歌「戦士の休息」がヒットした町田義人が歌ったオーデコロンのCMソングでしたが、そこへ山上路夫が新たに詞を加えて、草刈の2ndシングルとしてリリースされました。尾崎紀世彦が歌唱したことでも知られています。

 代表的なヒット曲といえば、1977年発表の「センチメンタル・シティー」です。草刈扮するロサンゼルス帰りのスーパー刑事“ロス”と、田中邦衛扮する鹿児島出身のライフルの名手“ゴローさん”という対照的なコンビが事件を解決するアクション刑事ドラマ『華麗なる刑事』のエンディング・テーマに起用されました。哀愁漂うサックスとコーラスが印象に強く残るフュージョン歌謡サウンドのなかを、軽やかなヴォーカルが駆け抜ける、アダルトかつ都会的な楽曲となっています。

 その前年には、本人が留学から帰ってきたせんべい屋の次男役で出演したドラマ『ほんとうに』の主題歌「ほんとうに」と同挿入歌「空が少しづつ」をカップリングしたシングルを発表しています。

 アルバムは、1975年の『ファースト』を皮切りに、翌年に『セカンド』と邦・洋楽カヴァーを含む『青春の光と影』、1978年に『ラブ・シャワー』と発表。『青春の光と影』では、ギルバート・オサリバン「アローン・アゲイン」や“ヒロシです……”のネタのテーマとしておなじみのペピーノ・ガリアルディ「ガラスの部屋」、エルトン・ジョン「クロコダイル・ロック」などの日本語詞カヴァーを聴くことができます。

 2010年には、自身初のベスト・アルバム『ゴールデン☆ベスト 草刈正雄 〜EARLY DAYS〜』をリリース。同アルバムは、前述の『青春の光と影』に楽曲を追加しており、草刈ワークスを一度に楽しめます。

 また、草刈自身が高村一平役を演じ、黒川芽以堀北真希夏帆らと共演したドラマ『ケータイ刑事 銭形シリーズ』の劇場版のサントラ『ケータイ刑事 THE MOVIE バベルの塔の秘密〜銭形姉妹への挑戦状 + TVシリーズ オリジナル・サウンドトラック』には、草刈による「高村一兵・バーボン刑事のテーマ」が収められています。
最新リサーチ
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 私は私にできることを歌にしていく ゆっきゅんのニューEP[インタビュー] 来日公演を目前に控え、孤高のソウル・シンガーが発表する17年ぶりの新作『PRAYER』 リアム・オ・メンリィ
[インタビュー] 今春のカルテットでのツアーを録音した『FRAGMENTS - CONCERT HALL LIVE 2025』を発表 松井秀太郎[インタビュー] 友成空の大ヒット曲「鬼ノ宴」が湖池屋とコラポレーション クセになる辛さの「ピュアポテト 鬼ノ宴」誕生
[インタビュー] オーケストラとともに過去・現在・未来を紡ぐ活動40周年記念アルバム『RE-BORN』 千住明[インタビュー] 自らの本名を冠したセカンド・アルバム完成! 今作に込めた想いとは― 粗品
[インタビュー] 千花音×みやけん 豊かな才能の交錯が生みだしたもの[インタビュー] 広分野で活躍するヴァイオリニストが、みずからのレーベルから第一弾アルバムを発表 廣津留すみれ
[インタビュー] 田中彩子 クラシックや映画音楽などでファンタジーの世界を描き出すリサイタル・ツアーを開催[インタビュー] 大好きな街、小田原への愛を込めた「O・DA・WA・LOVE」配信リリース emily hashimoto
[インタビュー] ギターミューズRei デビュー10周年 初のベスト・アルバム発売[インタビュー] 突然、しゃっくりのように曲作りが止まらなくなった… 実力派歌手が初のアルバムを発表 高遠彩子
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015