映画
『JUNO / ジュノ』でその才能を高く評価された
ジェイソン・ライトマン監督が、
ジョージ・クルーニーを主演に迎えて描いたヒューマン・ムービー『マイレージ、マイライフ』。アカデミー賞で主要5部門にノミネートされ、ジョージ・クルーニーの熱演も話題の本作が、いよいよ明日から公開されます!
各企業からリストラ宣告を請け負うという仕事をこなし、年間322日を出張に費やす独身男・ライアン(ジョージ・クルーニー)。彼の目標は、航空会社のマイレージを1000万マイル貯めることだった。そして、その人生哲学は、バックパックに入らない荷物はいっさい背負わないこと。ある日、ライアンは自分と同じように出張で各地を飛び回っているアレックス(
ヴェラ・ファーミガ)と出会い、意気投合するのだが……。
練り込まれたストーリーはもちろんのこと、映画『マイレージ、マイライフ』の話題のひとつは、劇中でリストラを宣告される役に、実際にリストラされた経験を持つ人を抜擢しているということ。
さらに、映画のエンディング・テーマ曲も、リストラを機にシンガーを志したという、“リストラ・シンガー”ことケヴィン・レニックが担当しています。「リストラ直後のどん底の日々には、
ニック・ドレイクや
サイモン&ガーファンクル、
R.E.M.などを聴いていた」と語るケヴィンによるエンディング・テーマ「アップ・イン・ジ・エア」は、アコースティック・ギターの温かな響きと囁くようなセンシティヴな歌声が胸に迫る一曲。
そんなケヴィンが映画のプロモーションのために初来日。いまや誰もが当事者になりかねないリストラという問題に直面し、結果的にそれを良い転機に変えてしまった彼は、リストラされた時の心の持ちようについて、こうアドバイスしました。
「宣告された時は、本当に辛いと思いますが、自分がどういう人間であるかということを再確認するチャンスだと思ってもらいたいです。仕事=あなたではないし、仕事がすべてなわけではないんです。すべての人はそれぞれにとてもユニークなのですから、もし何か才能や夢をお持ちなら、いまこそがチャンスだと思ってそれを追求してみてください。自分の心や魂に耳を傾けてください。そして一番大切なのは、自分ひとりで悩まないこと。友だちや家族の助けも求めてください」
そんなケヴィンの感動的な楽曲で締め括るヒューマン映画『マイレージ、マイライフ』をお見逃しなく! なお、『マイレージ、マイライフ』オリジナル・サウンドトラックは現在発売中です。
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右上:(C)2009 DW STUDIOS L.L.C and COLD SPRING PICTURES. All Rights Reserved.
下:(C)相田晴美
映画『マイレージ、マイライフ』いよいよ日本公開
公開:3/20(土)より TOHOシネマズ シャンテほかロードショー
公式サイト:http://www.mile-life.jp/
配給:パラマウント ピクチャーズ ジャパン※発売中
『マイレージ、マイライフ』オリジナル・サウンドトラック(WPCR-13800 税込2,580円)
[収録曲]
01.ディス・ランド・イズ・ユア・ランド(シャロン・ジョーンズ・アンド・ザ・ダップ・キングス)
02.セキュリティ・バレット(ロルフ・ケント)
03.ゴーイン・ホーム(ダン・オーバック)
04.テイクン・アット・オール(クロスビー,スティルス,ナッシュ&ヤング)
05.エンジェル・イン・ザ・スノウ(エリオット・スミス)
06.ヘルプ・ユアセルフ(サッド・ブラッド・スミス)
07.ジェノバ(チャールズ・アトラス)
08.ロスト・イン・デトロイト(ロルフ・ケント)
09.サンキュー・ロード(ロイ・ブキャナン)
10.ビー・ユアセルフ(グラハム・ナッシュ)
11.ザ・スノウ・ビフォア・アス(チャールズ・アトラス)
12.アップ・イン・ジ・エア(ケヴィン・レニック)