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ジャズ
※ 雑誌「CDジャーナル」掲載インタビューを最新のものから表示しています。
トリオスク
ポスト・プロダクションを念頭にアイディアを滑らかに繋ぐ洗練されたバンド・サウンド
(CDジャーナル2007年05月号掲載)
「3人とも同じジャズの学校で学んでいたんだ。だけどトリオスクを始めるときにはいわゆるジャズとは違う、もっと実験的なものをやりたかった。あくまでも3人で音楽を作ることにポイントを置いて、ジャズ・トリオのように誰かリーダーがいて、そ……全文を読む»
アニマ・ムンディ
「できるだけ無国籍でありたい」意識と耳を広げる音楽的会話
(CDジャーナル2007年05月号掲載)
サンチャゴ・ヴァスケスといえば、いわゆる“アルゼンチン音響派”の中でも突出した個性を誇る打楽器奏者。昨年来日も果たし、ROVOとのセッションでも独創的なプレイで魅了してくれた彼は、そのライヴの直後に芳垣安洋(ROVO、ヴィンセント・ア……全文を読む»
カート・エリング
鋭い感受性で曲の核心へと誘う楽器プレイヤーとの即興コラボ
(CDジャーナル2007年05月号掲載)
カート・エリングのアルバムを聴くと、いつも思うことがある。シンガーと楽器プレイヤーの関係性について、だ。彼のアルバムにおいて、プレイヤーたちの演奏は単なる伴奏ではない。エリングとプレイヤーは互いに相手の音を感じ……全文を読む»
後藤浩二
ヨーロピアンなピアニズムを貫いたハーヴィー・メイソン参加のデビュー作
(CDジャーナル2007年05月号掲載)
「こんな人が日本にいたんだ!」とあの小曽根真を驚ガクさせた噂のジャズ・ピアニスト、後藤浩二がメジャー・デビューを飾った。後藤はビル・エヴァンスやヨーロッパのピアニストを信奉。歌心あふれるリリカルなピアニズムを身上とする、日……全文を読む»
COMBOPIANO
感情の高ぶるままフィードバックするギター 優れてロックなアルバム
(CDジャーナル2007年04月号掲載)
ジャズ、ラテン、現代音楽などを横断しながらも、常に端正で優美な音像を築いてきた印象のあるcombopiano=渡邊琢磨。だが、新作『Growing Up Absurb』は明らかにこれまでと肌触りが異なる。ひと言で言えば、優れて……全文を読む»
ケニー・ギャレット
中国、チベット、台湾、マカオ… アジアを旅して生まれた楽曲をコルトレーン・スピリットで演奏
(CDジャーナル2007年04月号掲載)
ケニー・ギャレットの『ビヨンド・ザ・ウォール』は溜飲の下がるアルバムだ。ジャズを聴いていることを実感できる作品といってもいい。ジャケットに万里の長城が写っていることからもわかるように、中国やチベットに触発された曲が……全文を読む»
寺井尚子
今一番大事なことを。原点に帰ったカルテット作
(CDジャーナル2007年04月号掲載)
「原点に帰る」 日本のジャズ・ヴァイオリンの第一人者、寺井尚子に、新作『ジェラシー』のことをたずねたら、開口一番、この言葉が返ってきた。 「新作で新しいプロジェクトを始めよう、ということになり、私にとっての原……全文を読む»
上原ひろみ
新グループでタイムを操り表現した変拍子だらけのエキサイティングな世界
(CDジャーナル2007年03月号掲載)
私は結局、ジャズが好き ジャズとは何かという問いに、上原ひろみは、マイルスのような自由な生き方だと答える。共演したいミュージシャンを聞くと、ジェフ・ベック、マルタ・アルゲリッチをあげ、そして、ミシェ……全文を読む»
e.s.t.
ジャズの景観を塗り替えてきたトリオ 手品と工夫で広がるワンダーランド10作目
(CDジャーナル2007年03月号掲載)
かつて、これほど強烈なビート感を持つピアノ・トリオが存在しただろうか。斬新な発想と革新的なサウンドで、ジャズの景観を塗り替え、世界を瞠目させてきたスウェーデンのアコースティック・ジャズ・ピアノ・ト……全文を読む»
ティシージ・ムニョス
ジム・オルークの新レーベル第1弾 無私から生まれた摩訶不思議な音楽
(CDジャーナル2007年03月号掲載)
あのジム・オルークが日本でレーベルを旗揚げ、と聞いて「そりゃ楽しみ!」と勢いこんではみたものの、第1弾のリリースとなるアーティストが“ティシージ・ムニョス”なる御仁だと知って「誰よ、それ……?」とキツネにつま……全文を読む»
鈴木正人
でしゃばりすぎず、目立ちすぎずバランス感覚に長けた“職人”の初ソロ・アルバム
(CDジャーナル2007年02月号掲載)
名曲・名演の陰にこの人あり。LITTLE CREATURES/sighboatのメンバーである鈴木正人の近年の仕事を見ていると、ついついそんな賛辞を捧げたくなってしまう。ここ数年、プロデューサー/アレンジャー/ベーシ……全文を読む»
エリック・レニーニ
現代性をミックスしジャズを前に進めたポートレイト作品
(CDジャーナル2007年02月号掲載)
これは誰がいつどこで録音したジャズなのか。何の情報も与えられなければ、それを推察するのは、かなり難しいゲームになりそうだ。 「それは最高の褒め言葉だ。でもこれは、今の僕を素直にポートレイトしたアルバムなんだ」……全文を読む»
FES(フラット・アース・ソサエティ)
もっと大きなスケールで、もっとおかしなことを! 大人14人が思うがまま突っ走る破天荒ビッグバンド
(CDジャーナル2007年02月号掲載)
FES(フラット・アース・ソサエティ)はペーテル・ヴェルメールシュというクラリネット奏者が率いる、フリー・ジャズが入ったベルギーの破天荒ビッグバンドだ。そのヴェルメールシュはかつて「ベルギーという国ってすげえじゃん……全文を読む»
ジャン=フィリップ・ヴィレ
「面白い音楽ができる予感がした」オーケストラのごとく万華鏡のように変化するトリオ
(CDジャーナル2007年02月号掲載)
現在活躍するジャズ・ベーシストのなかで、最も美しい音色をもつ名手という声も聞かれるジャン・フィリップ・ヴィレ。彼が自らのトリオで4年ぶりに来日した。メロディの美しいオリジナル5曲を、即興を交えながらノンストップで演奏……全文を読む»
チェーザレ・ピッコ
メランコリーや哀愁、サイレンス コンポーザー的視点で表現される心象風景
(CDジャーナル2007年02月号掲載)
昨年末、ブルーノート出演のために来日したイタリア人ピアニスト、チェーザレ・ピッコ。彼が本国で発表した『クリスマス・チューン』は2005年にイタリアで最も売れたジャズ・アルバムの一つだった。そして、同時期に……全文を読む»
ステファノ・ボラーニ
バンドの集大成的2枚組とECMからのピアノ・ソロ作 好漢ボラーニの変化自在な快進撃
(CDジャーナル2007年01月号掲載)
今後のイタリアのジャズ界をしょって立つだろう、“頭やわらか”な逸材である。 「10年前、23歳のときにエンリコ・ラヴァ(イタリアの名ベテラン・トランペッター)と会ったことが僕のターニング・ポイントだね。それまではジョヴ……全文を読む»
ステファノ・ボラーニ
繰り返される音に宿る、生き生きとした呼吸 “自由な”グルーヴを発見した稀有のピアニスト
(CDジャーナル2007年01月号掲載)
2006年春、アルバム『ストア』でECMデビューを飾ったニック・ベルチュは、まさに注目に値するユニークな新人ピアニストだ。ベルチュは、まず、その経歴からして普通のミュージシャンじゃない。 「初めはジャズが好きだった……全文を読む»
オマール・ソーサ
音楽はその瞬間の自分を捉えるドキュメント 果てなき旅を続ける、流浪のピアニスト
(CDジャーナル2007年01月号掲載)
流浪のピアニスト、という形容がこれほどしっくりくる人も珍しいだろう。キューバ生まれのオマール・ソーサは、93年にエクアドルに移住して以降、サンフランシスコ、モロッコ、インド、バルセロナと、世界各地を転……全文を読む»
サム・ヤエル
「自分の役割を常にまっとうしたい」成り行きまかせなオルガン奏者の本音
(CDジャーナル2007年01月号掲載)
サム・ヤエルの名前は、確かブライアン・ブレイドの作品を追っかけているうちに出会ったのではなかったか。未知のオルガン奏者とはいうものの、ブレイド君がドラムを叩いているのであれば「ハズれはしまい」と買ってみたのだったと記憶す……全文を読む»
ロバータ・ガンバリーニ
ポップな感じにこじつけるジャズは歌いたくない シンプル・イズ・ザ・ベストを貫く流儀
(CDジャーナル2007年01月号掲載)
よく喋る。軽い訛りは生地イタリアのトリノ系か。祖父母がルイ・アームストロングのコンサートで出会って結婚した話は面白かった。父親が趣味でテナー・サックスを吹く音楽一家出身。小さい頃からこうなる気配を嗅ぎ取っていたらしい……全文を読む»
マデリン・ペルー
「ビリーと私は違うなんて言いたくない」女性として、表現者としての真摯な姿勢
(CDジャーナル2006年12月号掲載)
第1作から8年ぶりにリリースされ、全世界で注目された2004年の作品『ケアレス・ラヴ』より2年、マデリン・ペルーの新作『ハーフ・ザ・パーフェクト・ワールド』がようやく登場。プロデュースは今や絶好調のラリー・クラインで、……全文を読む»
フレドリカ・スタール
ポップスやフォークを下地に自由に自己表現した初アルバム
(CDジャーナル2006年12月号掲載)
百花繚乱の女性ジャズ・ヴォーカル・シーンに、今また一輪の可憐な花が加わった。しかも飛び切りの若さと美しさを備えた自己表現者である。その凛とした佇まいにググッと迫った。 「本格的にジャズを聴き始めて4年。パ……全文を読む»
エウミール・デオダート
ブラジル音楽ではないもの、をめざしたブラジル人音楽家のプライド
(CDジャーナル2006年12月号掲載)
依頼された曲について考え始めると、音楽の全体のイメージがすぐさま浮かんでくることがある、と言う。それは優れた想像力の賜物なのだろうか。とにかく、アレンジャーにとってはうらやましい才能である。 「15歳のころからず……全文を読む»
ジャニータ
内向的な部分は母国フィンランドのカラー 自分を素直に表現した新作
(CDジャーナル2006年12月号掲載)
『シーズンズ・オブ・ライフ』が話題沸騰、ニューヨーク在住のフィンランド人歌手、ジャニータに会った。この人、アニタとかヤニータとかジャニータとか、時に呼び方が違ったりするので、まずはその点を確認。 「フィンランド……全文を読む»
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https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
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