現代音楽の先鋭グループのヴァンデルヴァイザー楽派の作曲家、フライが提唱した、ピリオド楽器を現代の視点で捉え直す試みの作品だ。オランダを拠点に活動する七條による、真に刺激的な演奏が繰り広げられている。

ウィーン時代に書かれたピアノ協奏曲、ピアノ・ソナタ全集に取り組んできた仲道郁代の初のモーツァルト協奏曲録音が実現。2024年12月に指揮活動を引退した名匠・井上道義と今作のために選抜されたオーケストラとともに至純のモーツァルトを奏でている。

日本を代表する吹奏楽団、佼成ウインドo.による2025年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲4曲を収録している。参加する各吹奏楽団はもとより、そうでない吹奏楽団にとってもすごく参考になるアルバムだ。