ヒップホップ／ジャズ・バンド、SANABAGUN.のフロントマン、岩間俊樹のファースト・ソロ。バンド名義と同様、SANABAGUN.のメンバーによるバンド・サウンドだが、ミニマルなアンサンブルがラップへのフォーカス度を高めている。ヒップホップ・クラシックへのオマージュ的な演奏も多い。

アイドルたちの大運動会“ヨロンマリンカップ2016”に参加した３組のアイドル(仮面女子、ハニースパイス、KNU)によるコラボ・ユニットのシングル。表題曲は、サッカーのチャントを思わせる勇ましいコーラスから一気に加速。ガールズ・パワー全開のユニゾンでビートの利いたアイドル・ポップを歌い上げている。

滋賀県立大学の教授であり、『うたのしくみ』などの著書でも知られる細馬宏通を中心としたバンドの、前作から５年半ぶりとなる作品。言葉の響き、語感を楽しむような伝わる粋なポップス集で、曲調の幅は広く、「手鞠歌」のような伝承歌のカヴァー(？)もあるが、言葉を置きに行くような細馬の歌の強さに心打たれる。

デビュー25周年を記念したコンプリート・ベスト。ブックレットにインタビューなしなどの不満はあれど、ＣＤ３枚組にDVD３枚組(PV＋2011年ライヴ)の大ボリュームだし、音質もよいし、なにより曲がいいので、ずばり“買い”です。「伝説の少女」「TOO SHY SHY BOY!」の“2016年ヴァージョン”も。★

観月ありさのデビュー25周年を記念したコンプリート・ベスト・アルバム。「伝説の少女」「TOO SHY SHY BOY！」の2016年ヴァージョンを含め、3枚組にわたって楽しめる。彼女の誕生日である12月5日にリリース。

ゲームやアニメに数多くの楽曲を提供しているValentine D.C.のKen 1(vo)とDe+LAXのHIDEKI(g)によるプロジェクトのサード・アルバム。モダン・ヘヴィ・ロック系のナンバーから、エネルギッシュなハード・ロック・チューン、アコースティック・ギターを使ったバラードなど幅広く収録している。

アコースティック・ギター弾き語りのシンガー・ソングライター。大阪、居酒屋、彼女などをモチーフに、日常のリアルな心象風景を、良く通る太い声で明快に歌う。どの曲もそこはかとなく豊かなスピリットがあり、特にタイトル曲は“ちっぽけ”だからこその確かな説得力を感じさせる。

2013年に活動を休止したハードコア・バンドの、デビュー10周年を記念したコンプリートBOX。「The sun,love and myself」「Lose your own」をはじめとしたラウドな楽曲はもちろん、シングルＢ面として発表された浮遊感のあるバラード「Bury」なども収録している。

４人組ダンス・ヴォーカル・グループの通算６枚目のシングル。爽やかな風や輝かしい太陽の光がいっぱいのメロディアスなポップ・チューン。ピュアな恋心を迷いなくダンサブルに熱唱するその姿勢は、あまねく人々の共感を呼ぶだろう。ワイルドさやコミカル要素も披露する自由自在なキャラもいい。

原宿発の5人組ガールズ・アイドル・グループ、神宿（カミヤド）の2ndシングル。神宿のこれまでとこれからを表現した力強く前向きな歌詞が印象的な、ライヴでも盛り上がること間違いなしのにぎやかな仕上がりだ。