2023/03/13掲載(Last Update:23/03/14 12:52)
昨年
アップアップガールズ(2)を卒業し、ソロ・アーティストとして新たな一歩を踏み出した吉川茉優が、3月13日(月)にデジタル・シングル「黄色」をリリースしました。
「黄色」は、作・編曲を赤羽ニューロマンチカのMitsuoが、そして作詞を自身が手掛けた切ない春のラヴ・ソング。同曲は、3月12日(日)に東京・表参道GROUNDにて行なわれた
吉川友とのジョイント・ライヴ〈LIVEきっかわゆうとよしかわまゆ〉で初披露されました。
吉川茉優は中学生時代から地元秋田のグループ・pramoのメンバーとしてアイドル活動をスタート。2017年2月にオーディションを経てアップアップガールズ(2)の結成メンバーとなり、“マシュマロボイス”と呼ばれる特徴的なヴォーカル、170cmのスタイル、トレードマークのポニーテールで結成当初から“アプガ(2)”のエースとしてグループを牽引してきました。活動を続ける中、歌の表現力は急上昇。かわいさ、しなやかさ、かっこよさを伝えられるヴォーカリストとして成長を遂げ、2022年3月20日には、自身が作詞を務めたソロ曲「恋藍」も配信リリースしています。
[コメント]新曲『黄色』の作詞を担当しました!誰かを信じて、裏切られたこと、求めたり、求められたこと。進もうとする事で傷ついたり、幸せだったり、疑ったり。そこには色んな気持ちが隠されていて、バレたくないけど、気づいて欲しくて。複雑な恋心を歌詞にしました。『黄色』の彼女はいつもとは違う優しいキスで伝えたかった。儚いお別れを選んだ強くて弱い彼女の気持ちを胸に歌いました。今悩んでる人が、いつかそんな事もあったなって、笑える日がきますように!是非聴いて下さい!――吉川茉優この曲を作っている時「ここはきっとこういう歌詞だな」と、自分の中だけで勝手に思っている部分があった。
それはサビ終わり、低音からの、急な高音のロングトーン。
私は、頭の中で「大人になる〜の〜♪」と仮の歌詞を定めていた。何がどう大人になるかは解らんけど、とにかくそう定めていた。もしこの箇所に、まるっと単語を当てはめると、例えばつまり「マーボーどう〜ふ〜♪」にしてしまうと、これでは全く締まらない。
圧倒的に「ふ」の字が浮いてしまう。「ロングトーンは絶対終助詞で、それも、な行であれば理想だな」と考えていた。
しかし、悲しいかな。曲作りを終えて浮かれきった私の頭からは、そのことはすっかり抜け落ちてしまっていた。それを思い出したのは、曲を提出してから少し経ってからだった。当然、吉川さんにはなんの伝達もしていない。作曲者の意図は(こと汲み取りづらい物に関しては)前もって作詞者に伝えるのが礼儀だと日頃考えていたので、「やべえ!!!!」と思ったかどうかは知らないが「あ。」とは思った。しかし、そんな私の心配は、直後に送られてきたボーカルデータを聴いて、すぐに杞憂だったと知った。同時に「ああ。曲を汲み取り、シンクロできる方なんだなあ」と、深く感じ入った。何も注文していないにも関わらず、そこには、私が想定していた、な行終助詞のロングトーンが在ったのだった。その曲を深く知って、命を与えてやること。曲を愛し、曲に愛されるということ。そういうことができる人は、きっととても限られている。誰にでもできることじゃないのだけど、吉川さんは、私が知る数少ない、そのタイプの人だと確信している。――Mitsuo(赤羽ニューロマンチカ)