今年デビュー40周年を迎えた
渡辺美里 が、自身の誕生日でもある7月12日に、現在開催中のツアー〈渡辺美里 40周年 BITTER☆SWEET ULTRA POP TOUR 2025〉東京公演をNHKホールで開催。約3,500人を動員しSOLD OUTとなった特別な一夜にて、6月6日に配信リリースされた最新曲「折りたたみ傘」を初披露しました。
ライヴ中盤、「ありがたいことに今年でデビュー40周年を迎えさせていただきました。これまで素晴らしい才能の持ち主たちに素晴らしい曲を作っていただいて、歌ってきました。デビューの頃からロックを母乳に育ってきました。そしてここまで元気に歌ってくることができました。この40周年にあたってまた素晴らしい楽曲と出会う事ができました。今日はカバンの中に小さい傘を持ってきた方もいるのではないのでしょうか」と語り、新曲「折りたたみ傘」を披露。40周年を迎えられたことへの感謝、そしてこの節目の年に素晴らしい楽曲と巡り会えた喜びを、歌と共に観客に届けました。
同曲は、
槇原敬之 が作詞作曲を手がけたバラードで、渡辺美里本人が「今の私が歌うべき曲を書いてほしい」と直接オファーしたことをきっかけに、約3年の構想を経て完成した楽曲。あわせて公開されたミュージック・ビデオも大きな話題を呼んでおり、YouTubeでの再生回数は現在126万回を突破。全編影絵アニメーションで構成された映像は、総制作時間200時間以上、2ヵ月半にわたって1コマずつ撮影されたもので、切り絵で丁寧に描かれた物語の世界観が楽曲と共に高く評価されています。コメント欄には「切り絵が音と映像に合いすぎてる」「昔の事いろいろこみ上げてきて涙腺壊れそう」といった共感の声が多数寄せられ、MVと楽曲が多くのリスナーの心に深く響いていることがうかがえます。
公演途中のトークコーナーでは、サプライズとして「Happy Birthday」の演奏を合図にバンドメンバー全員が登場、花束とケーキが手渡され、会場全体で渡辺美里の誕生日を祝福する場面も。
後半には、「最強に素晴らしい7月12日。こんな素敵な誕生日が来るなんて、感謝の気持ちでいっぱいです」と語り、「40周年、これまで一歩一歩踏みしめながら、時にはスキップしながら、転びながらやってきましたが、今日みたいな日を迎えられると、“よし!もうちょっと先まで行ってみよう”という気持ちになれる」と続けました。「ULTRA POPと銘打ってスタートしたツアーですが、今日のメニューには入りきらないほど素晴らしい曲がある」と今後への意欲も覗かせ、ライヴは幕を閉じました。
〈渡辺美里 40周年 BITTER☆SWEET ULTRA POP TOUR 2025〉は、3月にスタートし、全国各地を巡りながら11月30日(日)の福岡・福岡市民ホール公演まで全30公演を予定。デビュー40周年を記念した特別なツアーとして、今後のステージにも注目です。
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写真: 荒川 潤