OGGYWESTが、ニュー・アルバム『무섭다(ムソプタ)』を3月22日(水)リリース。
OGGYWESTはDie,No Ties,Flyでの活動も知られるLEXUZ YENとヤング・キュンによるヒップホップ・ユニット。
粗悪ビーツとの共作を経て、OGGYWEST名義では3作目となるアルバムは、タイトルの『무섭다(ムソプタ)』=恐ろしい、が示すように、はっきりとした不安と明確な怒りが何ひとつ解決せぬまま朽ちていく過程を極めてパーソナルに描いた作品となっています。
客演には
JUMANJIの
MUTA、なかむらみなみ、VOLOJZA、ソロEP『DEBRIS』も話題となったRYUKIを迎え、さらに昨年ヤング・キュンのソロ・アルバムをフルプロデュースした復讐霊G(ふくしゅうれいゴースト)が合流し、幾つかの楽曲ではLEXUZ YENとの共作も行っています。
アーティスト写真は盟友T-mongolが手掛け、多磨霊園近くのOGGYスタジオを拠点にまさに“総力戦”で作られたという本作は、同時代性と普遍性を帯びながら一切の類型化を拒むOGGYWESTにしか成しえない異色のラップ・アルバムとなっています。
そして、Dos Monosの没 a.k.a NGSが撮影、監督を手掛けた「MESSED UP」のMVが公開。エモーショナルでスムースなビートと、どこか現実感のない太陽の下でスピットされる、のっぴきならないヴァースとユーモラスなフックとの対比が印象的な楽曲の世界観を伝える映像作品となっています。
[コメント]- 不安がオレを通して声上げる -
3枚目のアルバムにして過去最高傑作が完成した。毎日嫌になることも多いがこのアルバムは最高だ。
これでダメなら後はもうどうとでもなれという気がしている。こっちは総力戦だ。
このアルバムは西荻窪から小金井に移って作られた。多磨霊園の近くにスタジオを借り、少しでも電気代を浮かすためにブレーカーを落とした。
西荻から離れてより郊外を、自分たちの生まれ育った街を意識した。
どん詰まりで始終金のことを考えながら老いていく男と女、こうだったかもしれない(もう絶対にそうはならない)未来、社会、地元、生活、夢。
ある種の触媒として、自分たちの言葉で歌う。
憐憫は一切必要ない。
もう一度言う。このアルバムは最高だ。
オレの声聞け
オレの声聞け
オレの声聞け
オレの声聞け――OGGYWEST