ナズとDJプレミアのパートナーシップは、ヒップホップのDNAに深く刻まれたもの。彼らの原点は1994年の名盤『Illmatic』にまで遡り、「N.Y. State Of Mind」、「Memory Lane (Sittin’ In Da Park)」、「Represent」などの名曲が誕生。同アルバムは、世代を代表する才能の持ち主としてナズの地位を確立し、快進撃を繰り広げていたDJプレミアの存在を押し上げました。その後も彼らは「I Gave You Power」、「2nd Childhood」、「Nas Is Like」、「N.Y. State Of Mind Pt. II」といった名曲を通じ、ケミストリーを深めることに。そんな2人の30年間にわたるレガシーが、ニュー・アルバム『Light-Years』で蘇ります。
本作は、Mass Appealの画期的シリーズ“Legend Has It...”の一環としてリリースされるもの。同シリーズは、ヒップホップ史上最も重要かつ影響力のあるアーティストたちを称え、彼らにスポットライトを当ててきました。これまでにスリック・リック、レイクウォン、ゴーストフェイス・キラー、モブ・ディープ、ビッグ・エル、デ・ラ・ソウルといった文化を象徴する最重要アーティストたちによる新作をリリース。1年間にわたり続けられたこの歴史的とも言えるシリーズの最終章を飾るのが、ナズとDJプレミアによる『Light-Years』となります。
2006年、ナズとDJプレミアはScratch誌の表紙を飾り、両者による共同プロジェクトをほのめかし、その後20年間にわたり、ファンを期待させてきました。昨年、両者はNASのデビュー・アルバム『Illmatic』のリリース30周年を記念した新曲「Define My Name」をリリース。同時に、この画期的コラボレーション・アルバムのリリースについて初めて公表しています。