ドイツを代表する歌劇場のひとつ、バイエルン国立歌劇場が、2013-2014年シーズン(2013年10月〜2014年6月)に上演を予定しているオペラとバレエから、それぞれ厳選された8作品をライヴで楽しめる“STAATSOPER.TV”を配信します。
バイエルン国立歌劇場は、昨シーズンより無料でライヴ配信する“STAATSOPER.TV”をスタート、世界55ヵ国で100万人以上が試聴したことで話題となりました。
歌劇場のジェネラル・マネージャー、ニコラウス・バッチェラーは「歌劇場が一流の歌手やダンサー、現在最も活躍する演出家たちとともに創り出す作品をライヴで、また無料でお届けすることは、我が国の文化を世界へ紹介する新たな形として考えており、歌劇場のさまざまなサービスの中でも際立つ存在であると考えています」と語り、また2013年に音楽監督に就任した
キリル・ペトレンコは「STAATSOPER.TV によって歌劇場の新作を世界中で楽しんで頂けることを誇りに思っている」とも語っています。
今シーズンのライヴ・ストリーミングで配信されるのは、ポーランドの演出家、クリストフ・ワリコフスキによる新演出『影のない女』(
R.シュトラウス)や、ザルツブルク音楽祭での『ドン・ジョヴァンニ』演出で話題となった
マルティン・クシェイによる新演出『運命の力』(
ヴェルディ)など6作品のオペラと、古代インドを舞台とした名作『ラ・バヤデール』など2作品のバレエです。
上演前には、ニコラウス・バッチェラーとバレエ監督のイワン・リスカによる作品紹介を、また休憩中は歌劇場のバックステージ・エリアの様子も楽しめる充実したプログラムとなっています。
映像は客席に設置された4〜6台のカメラで歌手やダンサー、オーケストラを捉え、オーケストラ・ピットとステージには40本のマイクを設置し、世界中に配信されます。
さらに今シーズンより、画像はハイビジョン画質(フルHD)によって制作、帯域幅が拡大されたHDの解像度でストリーム配信することによって、より優れた画質で観ることができるとのこと。
字幕はドイツ語字幕、英語字幕、字幕なしから選択が可能、さらに三段階の伝送品質(Low、High、HD)で提供、視聴者は三段階の品質から自身のインターネット接続に適するものを自由に選んで視聴することができます。
さっそく、現地時間12月1日に上演される新演出『影のない女』(R.シュトラウス)が、日本時間12月2日(月)19:00より、“STAATSOPER.TV”にて配信されます。ぜひお楽しみください!