ニュース

DISH//、ウルフルズ&Conton Candyを迎えた主催ライヴ〈皿祭 -sarafes-〉のレポート到着

DISH//   2025/11/10 12:15掲載
はてなブックマークに追加
DISH//、ウルフルズ&Conton Candyを迎えた主催ライヴ〈皿祭 -sarafes-〉のレポート到着
 ダンスロック・バンド、DISH//の主催ライヴ〈皿祭 -sarafes-〉が11月9日(日)に東京ガーデンシアターにて開催されました。

 オープニングアクトにConton Candy、対バンにウルフルズに迎えた本公演では、会場の停電によるトラブルに見舞われながらも、ハプニングをも会場の熱気につなげるステージを披露。このたび、三者三様の“ロックバンド”の魅力で笑顔の絶えない一夜となった当日の模様が伝わるレポートが公開されています。

[ライヴ・レポート]
 ダンスロックバンド・DISH//が、ウルフルズ、Conton Candy(O.A.)を迎えた主催ライブ「皿祭 -sarafes-」を11月9日(日)、東京ガーデンシアターで開催した。第1回は2023年に複数組を招いたフェス形式で行われ、今回は2年ぶり2度目。形式を対バンスタイルに変えての開催となる。

 今回、オープニングアクトに抜擢されたConton Candy。以前、音楽フェスで共演した際にDISH//メンバーがライブを観て惚れ込み、今回の出演オファーにつながったという。ヒット曲「ファジーネーブル」を含む全3曲を披露。以前、同会場でDISH//のライブを観たことがあるという紬衣は、「あの頃の自分見てるか!」と叫びながらギターをかき鳴らし、その瞬間にフロアいっぱいに拳が上がった。Ba./Cho.楓華、Dr./Cho.彩楓の双子リズム隊が織りなすグルーヴの上に、紬衣の熱量が加わり、約15分のステージで会場全体のボルテージを一気に引き上げた。

 続いて、今回の“対バン”相手となるウルフルズ。ステージでは、「バンザイ〜好きでよかった〜」「ええねん」「ガッツだぜ!」を含む全8曲を披露。途中、会場の停電による機材トラブルでライブが一時中断される場面もあったが、その間すら笑顔と歓声が絶えないのは、ウルフルズならではの光景だった。再開後は、最新曲「おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!」の歌詞をもじり、“会場の電源が落ちたって いいじゃないか”と観客を沸かせる一幕も。圧倒的なエンターテインメント力と抜群のグルーヴで、ウルフルズは会場に集ったすべての人々を愛と笑顔で包み込んだ。

 そして満を持して、主催のDISH//が登場。客席の明かりが消えないトラブルが続いたままに始まった「No.1」。Vo./Gt.北村匠海が「みんなの力を貸してくれ!」と叫び、客席がそれに応えるように声を上げる。ハプニングさえも味方につけて自らのステージへと昇華するDISH//の姿に、フロアの熱気は一気に高まった。そこから「万々歳」「This Wonderful World」と畳みかけるように披露し、「KICK-START」「躍りゃんせ」ではダンスロックバンドとしての真骨頂を見せつける。「猫」では一転、会場を優しく包み込むような温かな空気に包まれた。続くMCでは、北村がウルフルズ、そしてオープニングアクトのConton Candyへの感謝と敬意を語った。10月に配信された新曲「ごはん」を届け、「HAPPY」では大きなシンガロングが響き渡る。「東京VIBRATION」では“まわせ!”の一声でタオルが一斉に宙を舞い、会場の一体感はさらに加速。続く「勝手にMY SOUL」「プランA」と、アニメタイアップ曲を連投し、熱狂の渦を生み出した。最後に出演者と会場に集まったファンへ改めて感謝の言葉を伝え、「沈丁花」で全12曲の本編を締めくくった。

 会場の“おかわりコール”に応えて、DISH//、そしてウルフルズが再登場。トータス松本が「音楽番組でこの曲を歌ってくれて嬉しかった」と当時のエピソードを語り、披露されたのは「笑えれば」。DISH//念願のコラボレーションがここに実現した。力強くも温かな歌声が会場を包み込み、最後のリフレインでは、フロア全体がひとつの大きな歌声で満たされた。

 最後に3組が揃ってのオールラインナップでは、それぞれが「楽しかった」と思いを口にしながら、北村は「皿祭、またやります!また会いましょう!」と高らかに宣言した。そして、DISH//のライブで恒例となっている、会場にオリジナル紙皿を投げる“皿投げ”へ。全出演者によって一斉に紙皿が放たれる。きっと忘れることのできない幸福感の溢れる光景だった。

 三者三様の“ロックバンド”が一堂に会する、奇跡のような一夜は大団円で幕を閉じた。


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示


拡大表示

Photo by Ray Otabe

〈皿祭 -sarafes-〉
2025年11月9日(日)
東京ガーデンシアター
出演:DISH//・ウルフルズ・Conton Candy(O.A.)

[Conton Candy セットリスト (Opening Act)]
M1. ファジーネーブル
M2. ロングスカートは靡いて
M3. ライブハウス!

[ウルフルズ セットリスト]
M1. バンザイ〜好きでよかった〜
M2. 愛がなくちゃ
M3. 借金大王
M4. ええねん
M5. サムライソウル
M6. おっさんのダンスが変だっていいじゃないか!
M7. バカサバイバー
M8. ガッツだぜ!!

[DISH// セットリスト]
M1. No.1
M2. 万々歳
M3. This Wonderful World
M4. KICK-START
M5. 躍りゃんせ
M6. 猫
M7. ごはん
M8. HAPPY
M9. 東京VIBRATION
M10. 勝手にMY SOUL
M11. プランA
M12. 沈丁花
[ENCORE]
M13. 笑えれば ※ウルフルズ×DISH//
最新ニュース
※ 掲載情報に間違い、不足がございますか?
└ 間違い、不足等がございましたら、こちらからお知らせください。
※ 当サイトに掲載している記事や情報はご提供可能です。
└ ニュースやレビュー等の記事、あるいはCD・DVD等のカタログ情報、いずれもご提供可能です。
   詳しくはこちらをご覧ください。
[インタビュー] 佐藤理とゴンドウトモヒコの新ユニットが、聴覚と視覚を刺激するアルバムを発表 LIG[インタビュー] デビュー20周年 再始動を告げる新作EP 音速ライン
[インタビュー] 私は私にできることを歌にしていく ゆっきゅんのニューEP[インタビュー] 来日公演を目前に控え、孤高のソウル・シンガーが発表する17年ぶりの新作『PRAYER』 リアム・オ・メンリィ
[インタビュー] 今春のカルテットでのツアーを録音した『FRAGMENTS - CONCERT HALL LIVE 2025』を発表 松井秀太郎[インタビュー] 友成空の大ヒット曲「鬼ノ宴」が湖池屋とコラポレーション クセになる辛さの「ピュアポテト 鬼ノ宴」誕生
[インタビュー] オーケストラとともに過去・現在・未来を紡ぐ活動40周年記念アルバム『RE-BORN』 千住明[インタビュー] 自らの本名を冠したセカンド・アルバム完成! 今作に込めた想いとは― 粗品
[インタビュー] 千花音×みやけん 豊かな才能の交錯が生みだしたもの[インタビュー] 広分野で活躍するヴァイオリニストが、みずからのレーベルから第一弾アルバムを発表 廣津留すみれ
[インタビュー] 田中彩子 クラシックや映画音楽などでファンタジーの世界を描き出すリサイタル・ツアーを開催[インタビュー] 大好きな街、小田原への愛を込めた「O・DA・WA・LOVE」配信リリース emily hashimoto
https://www.cdjournal.com/main/cdjpush/tamagawa-daifuku/2000000812
https://www.cdjournal.com/main/special/showa_shonen/798/f
e-onkyo musicではじめる ハイカラ ハイレゾ生活
Kaede 深夜のつぶやき
弊社サイトでは、CD、DVD、楽曲ダウンロード、グッズの販売は行っておりません。
JASRAC許諾番号:9009376005Y31015