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正統派、しかもイケメンのテノール、ヨナス・カウフマンの最新アルバムはヴェリズモ・オペラのアリア集!

ヨナス・カウフマン   2011/01/05 14:17掲載
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 ドイツ出身の正統派テノールとして欧米で絶大な人気を誇り、加えて最近では“奇蹟のイケメン・テノール”として日本でもファン急増中のヨナス・カウフマン(Jonas Kaufmann)。最新アルバム『情熱のテノール〜カウフマン・ヴェリズモ・アリアス』(UCCD-1280 税込2,800円)が1月26日にリリースされます!

 1969年ミュンヘン生まれのカウフマンは、94年ドイツのザールブリュッケン州立劇場でプロとして活動をはじめ、その後欧米各地の歌劇場から招待されるようになり、99年にはザルツブルク音楽祭に初出演。2001年からはチューリヒ歌劇場をメインに活動し、多くの役柄をこなしてきました。

 端正な容姿に、確かな歌唱力と幅広いレパートリー、そして人を惹きつける演技力。スター歌手に必要とされる素養をすべて備えた久々の大型テノールの登場で、欧米では彼の人気がうなぎ上りです。

 今回リリースされるアルバムは、19世紀末から20世紀初頭にかけてイタリアで流行したヴェリズモ・オペラ(神話や英雄伝説ではなく一般庶民の生活を題材にしたオペラ)のアリア集。ジョルダーノチレアレオンカヴァッロマスカーニポンキエッリなどの名曲が並びます。

 共演はアントニオ・パッパーノ指揮サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団合唱団。実力派同士の豪華な顔合わせです。

 カウフマンはこれまで、2003年に一度だけ歌曲リサイタルで来日していましたが、今年は8年ぶりとなる本格的な来日公演が実現! 6月にメトロポリタン歌劇場、9月にはボローニャ歌劇場とバイエルン国立歌劇場の来日公演にそれぞれ帯同、カルメンの準主役ドン・ホセやドン・カルロ、ローエングリンの主役を歌う予定です。

 2007年のデッカ移籍後初となる今回の来日を記念して、今後もカウフマンのアルバム、DVDが連続リリースされるとのこと。今年もっとも注目すべきテノールです。


※1月26日発売
ヨナス・カウフマン(T)
『情熱のテノール〜カウフマン・ヴェリズモ・アリアス』
(UCCD-1280 税込2,800円/SHM-CD仕様)

[収録曲]
01. ザンドナイ:ジュリエッタ、私はロメオ(『ジュリエッタとロメオ』)
02. ジョルダーノ:ある日、深く澄み渡った青い空に
03. ジョルダーノ:五月の美しい日のように(以上『アンドレア・シェニエ』)
04. チレア:ありふれた話(フェデリコの嘆き)(『アルルの女』)
05. レオンカヴァッロ:ミュゼッテ!我が家の喜び(『ボエーム』)
06. レオンカヴァッロ:衣装を着けろ(『道化師』)
07. マスカーニ:ばんざい、泡立つぶどう酒
08. マスカーニ:母さん!母さん、このぶどう酒は強いね(以上『カヴァレリア・ルスティカーナ』)
09. ボーイト:野から、牧場から
10. ボーイト:最後のときがやってきた(以上『メフィストーフェレ』)
11. ジョルダーノ:愛さずにはいられぬこの思い(『フェドーラ』)
12. チレア:心身共にくたくたで
13. チレア:母の優しく微笑む面影を(以上『アドリアーナ・ルクヴルール』)
14. ポンキエッリ:こうなれば、この最後のお情けを(『リトアニア人』)
15. ポンキエッリ:空と海(『ジョコンダ』)
16. レフィチェ:雲の影
17. ジョルダーノ:僕の悩める魂も(『アンドレア・シェニエ』)

[演奏者]
ヨナス・カウフマン(T)
アントニオ・パッパーノ指揮
サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団、同合唱団

[録音]
2010年3月 ローマ
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