現代ジャズ・ギターの革新者、カート・ローゼンウィンケル（Kurt Rosenwinkel）の新作『アワー・シークレット・ワールド』（SONGX-001 税込み2,625円）が9月15日にリリースされます。

　ヒップホップやロックなどにも精通する現代的なジャズ・センスを持つカートが、昨年リリースされたアルバム『リフレクションズ』においてトリオ編成でスタンダードを取り上げた意外性が話題となりましたが、この新作はポルトガルの新鋭ビッグバンド“オルケストラ・ジャズ・デ・マトシニョス（OJM）”とともにカート自身の楽曲を大胆かつ華麗に再構築するというもの。

　今回のOJMとのプロジェクトは、カートが2008年にポルトガルで行なったコンサートの成功したことと、同地の有名ビッグバンドOJMからのオファーが来たことからスタート。選曲はすべてOJMのアレンジャー、カルロス・アゼヴェドに委ねたそうで、難しい曲ばかり選曲されたことに、カートは「彼らがどれだけ真剣かがよくわかった」と語っています。カートらしい現代的なエッセンスを残しつつ、複雑なテクスチャーであるビッグバンドとカートのよく歌うギターが融合した見事なアレンジにも注目です！