福島県浪江町出身のシンガー・ソングライター“
牛来美佳”が、多くの感動を呼んでいる名曲「
いつかまた浪江の空を」をメジャー1stシングルとして2月22日(水)に発売します。
牛来は、2011年3月11日に発生した東日本大震災により被災。震災当時は福島第一原子力内で協力企業の事務員として勤務していましたが、その後の原発事故により全町民強制避難指示となり、母子家庭として育てる娘(当時5歳)と2人で最終的に群馬県太田市に避難。震災の3日後、避難先で携帯に想いを綴った詩を振り返り、当事者として目の当たりにしたことを「伝えなければ…」と自身を奮い立たせ、歌手(音楽)の道を志すことを決意したとのこと。
「いつかまた浪江の空を」は、音楽家・山本加津彦との共作で、震災から4年を経た2015年3月11にYouTube上で発表。当時、浪江町の小学生の一時避難先であった二本松市の仮校舎で、残った全21名の生徒たちと歌ったこの作品は、絶望の中からそれでも希望を持って歩きたい、故郷・浪江町への前向きな思いが綴られており、浪江町をテーマにしながらも毎年のように起こる災害や、被災者の方々への鎮魂歌・癒しソングとしても多くの人々の心に響くバラード曲に仕上がっています。
そして、2022年2月、
ももいろクローバーZの
佐々木彩夏が総合プロデュースするアイドル・ユニット“
浪江女子発組合”の
1stアルバムに収録されさらに話題を集め、2022年3月11日に配信限定シングルとしてキングレコードから発売。その後同曲は、東京ドキュメント映画祭2022にて公開、同時にカザフスタン、キルギス、ウズベキスタンでも上映されたドキュメント映画『福島からのメッセージ』のEDテーマ曲に起用されています。また、全国の合唱サークルでも続々と取り上げられており、今後合唱曲の定番曲としてさらなる注目を集めています。