HAIIRO DE ROSSIが、11月8日(水)にリリースする10枚目のフル・アルバム『
hallelujah』のジャケット写真、トラックリスト、作品詳細が公開。あわせて本人コメントも到着しています。
アンダーグラウンドの至宝“HAIIRO DE ROSSI”が打ち立てた新たなジャズラップの金字塔とも言える本作は、前作『
Revelation』でエグゼグティブ・プロデューサーを務めた盟友の
Pigeondustが全曲プロデュースを担当。HAIIRO DE ROSSI自身、ジャジー・ヒップホップもしくはジャズラップ、コンシャスラップの筆頭として挙げられるMCですが、今作ではジャズとヒップホップをメインに置きながらも、ラップの切れ味、リリックの精度は『Revelation』から短期間であるにも関わらず激増。さらに、Pigeondustとの鉄板とも言えるコンビネーションはより親和性を高め、まさに音と言葉の黄金比率を提示。主にジャズやフュージョン、ソウルをサンプルに しつつも、Pigeondustの手捌きは既存の枠に当てはめれないほどに自由な音を作り上げ、その上を 縦横無尽に言葉が展開されていく様はある種オルタナティヴ・ヒップホップの最新形態とも言えます。
先行で配信されリスナーに大きな衝撃を与えた「MMM」をはじめ、MAHABIEとの日本のヒップホップ史に残るであろう名曲「Schools With Problems」のリミックス、代表曲「forte」のpt.3、そしてHAIIRO自身20歳の頃から温めていたというネタをサンプリングしたラスト曲「Forever(hallelujah)」に至るまで、最高傑作と言っても過言ではない唯一無二のオリジナル・フル・アルバムに仕上げています。ミックスは「forte」のメインエンジニアのManakurvが、マスタリングはHAIIROが最も信頼するエンジニアのToshiyuki Abeが担当。ラップは主に一人で担い、客演を親友の泉まくらと、数々のミックス作品や現場のDJで活躍する1anのスクラッチのみに絞った人選や、斬新なアートワークにも現れている様に、一切の無駄を削ぎ落とした珠玉の全10曲となっています。
なお、初回限定生産にて本作のカセット・テープも11月8日に発売されます。
[コメント]荒んだ思春期の頃にギャングのドキュメンタリーで「舐められるから歯を見せて笑うな」という言葉を偶然観てから、
それを実践して生きてきた。ギャング等とは程遠いが、そうせざるを得なかったのだ。
ただ、どの時代もそんな自分を心から笑わせてくれたのは友達という存在だった。
それにどれだけ救われただろうか。
このアルバムのテーマは喜びです。それは決して良いことだけではない。生の実感。
喜怒哀楽を感じることのできる喜び。
どんな状況であれ、このアルバムは喜びを持って貴方を迎え入れる。――HAIIRO DE ROSSI