〈ニューイヤー・コンサート〉と並ぶウィーン・フィルの名物行事で、2008年の開催以来、初夏のウィーンの風物詩として定着している〈ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート〉。ユネスコの世界遺産に指定されているシェーンブルン宮殿を舞台に行なわれる野外公演は無料で10万人の音楽ファンに解放され、その模様は世界の60ヵ国以上に生中継(一部の地域は録画放送)されています。このコンサートは、これまで
ゲルギエフ、
ドゥダメル、
バレンボイム、
ウェルザー=メスト、
マゼールと錚々たる指揮者が起用されることでも知られていますが、今年5月29日の公演には
クリストフ・エッシェンバッハとピアノの
ラン・ランが登場。つめかけた音楽ファンを熱狂させました。
その模様を収録するCDと映像作品『ウィーンフィル・サマー・コンサート2014』(CD SICC-1711 2,400円 / DVD SIBC-195 4,700円 / Blu-ray SIXC-8 5,700円)が8月20日(水)に発売されます。収録曲は、
ベルリオーズの序曲「ローマの謝肉祭」作品9をはじめ、今年生誕150年を迎えた
R.シュトラウスの作品「ブルレスケ」ニ短調と交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」Op.28の2曲など。