今はなきクリエイション・レーベルのなかで、オーナーであったアラン・マッギーが最もお気に入りであったアーティストのひとり、ピーター・アスター（写真はクリエイションに残した音源を集めたベスト盤『プロヴィデンス〜ザ・ベスト・オブ・ピーター・アスター』）。ザ・ロフト、ウェザー・プロフェッツ、そしてソロと、その寂しげで切ないメロディとシンプルなギター・サウンドは多くのギター・ポップ好きの心を掴み、これまで地味ながらも優しさ溢れる作品を数多く発表してきた彼。その彼がソロ名義としては久々となるニュー・アルバムをついにリリースすることに！

　数年間の沈黙を破り、まるで別人かと思えるようなエレクトロニカへと近づいたユニット、ウィズダム・オブ・ハリーとして2000年に音楽活動を再開して以来、ウィズダム・オブ・ハリー名義で2枚のアルバムを発表している彼ですが、ソロ名義のオリジナル・アルバムとしては、93年作『GOD & OTHER STORIES』以来じつに12年ぶり。『Hal's Eggs』と題されたアルバムには全8曲が収録される予定。さわやかに心に染み入るメロディが聴きたい方は是非ともご注目を！ リリースはUKにて来年1月10日を予定しています。

(01) The Demon Bird
(02) Cold Haily Windy Night
(03) Hangman
(04) The Ghost Lover
(05) False Knight of the Road
(06) The Maestro
(07) Fatal Flower Garden
(08) Nancy True Knot