米ロサンゼルス出身で現在はニューヨークを拠点に活動している新世代のジャズ・ヴォーカリスト、
ローレン・デスバーグ (Lauren Desberg)が、4年ぶりとなるアルバム『
アウト・フォー・デリバリー 』(RPOZ-10046 2,400円 + 税)を4月17日(水)にリリースします。リード・トラック「サムシング・ロング・ウィズ・ミー」のミュージック・ビデオがYouTubeで公開されています。
デスバーグは、バークリー音楽大学で
グレッチェン・パーラト に師事。パーラトがプロデュ―スしたデビュー・アルバム『
サイドウェイズ 』が2014年に日本でもリリースされ、2015年にはポップ・ヒットを軽やかに解釈し、より幅広い音楽性をアピールした『
21th Century Problems 』を発表。翌年にはブルーノート東京で初来日公演を開催し、今後が注目されていました。
本作では、前作までのグレッチェン・パーラト・ファミリーからメンバーを一新。フューチャー・ジャズ・ソウル的な傑作を連発している
ブラクストン・クック (sax)をはじめ、アンドリュー・レンフロー (g)、
ホセ・ジェイムズ や
ジェイ・Z &
カニエ・ウェスト と共演し、最近では第91回〈アカデミー賞〉作品賞を授賞した映画「グリーンブック」の音楽を担当した
クリス・バワーズ (p)が本格的に参加。さらに、
エリカ・バドゥ や
黒田卓也 との共演で知られるジョナサン・バーバー(ds)、
ピーター・アースキン &the DR.UMのベンジャミン・J.シェパード(el-b)といったフレッシュな布陣となっています。
本作では、クールでメロウなパーラトのDNAは受け継ぎつつ、進化した姿を披露。デスバーグが本格的にソングライティングに挑み、前作から引き続いてドリュー・オブザ・ドリューがプロデュースを担当。ネオソウルを通過したジャジーなフィーリング、チルウェイヴやトラップ的な要素をソフトにコーティングしたサウンドで、現代ヴォーカル・シーンのメイン・ステージを提示しました。
なお、ジャズDJの
大塚広子 がインタビュアーを務めたデスバーグの最新インタビューが、音楽サイト「
CDジャーナル 」にて公開されています。
VIDEO