約8年ぶりとなるオリジナル・アルバムを制作中の角松敏生が、アルバムからメイン・チューンとなる数曲のプロトタイプ（シングル・ヴァージョン）をコンパイルした作品『MILAD #1』を、アルバムに先行して4月13日（水）に配信することを発表しています。

　各楽曲にはサブ・タイトルがつけられており、角松の遊び心が込められています。また、角松は「おそらくオリジナル・アルバムの制作はこれが最後になるだろう」ともコメントしています。

　本アルバムは、角松がライフワークとして目標にしてきた、新たなステージ・エンターテインメント「MILAD」（Music Live Act & Dance）のサウンドトラックでもあるといいます。角松がその「MILAD」で何をしようとしているのか、その全貌はまだ謎だらけですが、最終的にCDとしてどう完結するのか注目です。

　特筆は冒頭を飾る楽曲がまさかのインスト・カヴァーで、それも知る人ぞ知るナラダ・マイケル・ウォルデンの名曲「THE DANCE OF LIFE」。その後に続く楽曲は懐かしい香りのする角松書き下ろしナンバーばかりですが、全て現在（いま）の最先端の手法を取り入れています。

　“現在の音楽のほとんどの基礎は70年代80年代に既に完成しており、それが受け継がれているだけである”という角松の持論が散りばめられた、そんな作品群。年内に発売予定のアルバムにはさらにスケールアップしたヴァージョンが収録される予定です。

　なお、角松は5月14日（土）埼玉・川口総合文化センター・リリアの公演を皮切りに全国ツアーをスタート。新曲と共にライヴにも期待が高まります。詳細はオフィシャル・サイトをご確認ください。