ジャズ・ピアニストの
シャイ・マエストロ(Shai Maestro)が、ナイーブ・レーベルからの2枚目のアルバム『ザ・ゲストハウス』を2026年3月上旬に発表します。
イマニュエル・ウィルキンス、マイケル・マヨ、MARO、アーロン・ロトリンガーをゲストに迎えた全10曲を収録。このアルバムから、イマニュエル・ウィルキンスをフィーチャーした「Nature Boy」が公開されています。
ナイーブからの初作だったソロ・ピアノ・アルバム『Solo: Miniatures & Tales』に続くこの『ザ・ゲストハウス』で、マエストロは彼の創造世界の中心にある「内省と拡張」という二面性を際立たせています。境界が溶け合う豊かでシネマティックな空間を創出し、マエストロの「開かれた精神」と「コラボレーションの探求」を体現。現代ジャズの繊細さと電子音響デザイン、クラシック音楽の和声の深みを融合させ、大胆な飛躍を遂げています。
[コメント]『The Guesthouse』は、コラボレーション(協力)、インクルージョン(包容)、そしてウェルカム(歓迎)、つまり“開かれた扉” の本質についての作品です。これは、私にとってこれまでで最も野心的なプロジェクトであり、音の面でも作曲的の面でも挑戦的なものです。多くの信じられないほど才能ある人々が関わってくれました。前面で私と一緒に音楽を演奏し、洞察や時間、努力、愛を捧げてくれる人々もいれば、舞台裏で支え、許し、そして私が前進し続けるよう鼓舞してくれる、非常に才能があり勤勉な人々もいます。音楽的なことを言うなら、『The Guesthouse』のカラーパレットは非常に広大なものです。私が深く敬愛する多くの音楽的ゲストを迎えています。MARO、Immanuel Wilkins、Michael Mayo、ほかにもたくさんの人が参加してくれました。初めての歌詞作り、電子楽器、ギター、トランペット、フルート、フラメンコ音楽家、緻密なプロダクション作業、私のカルテット、ソロピアノ、変拍子の探求、即興演奏、拍子のない曲、弦楽器、二台のピアノの対話など、多くの要素を含んでいます。私はできる限り深く、この深い水域に潜りました。結果として表れているものは、私の心に生きる創造的なカオスを、一つの首尾一貫した芸術的声明にまとめようとする試みです。物語を語る糸となるのが、シンプルなメロディです。それが、この集団の物語を紡いでくれます。――シャイ・マエストロ