さる6月16日(土)、
SOIL&“PIMP”SESSIONSが約5年ぶりとなる日比谷野外大音楽堂でのライヴ<日比谷宣言>を開催! 毎度の雨模様もなんのその、メンバー+先鋭ミュージシャンとの“BIG BAND”スタイルでの第一部(このライヴ音源は終演までにCD化、当日会場にて500枚限定で販売!)、そしてSOILのみでおくる第二部と、怒涛の二部構成で頂点へと達したこのライヴの模様をお届けします。
SOIL&“PIMP”SESSIONS
日比谷宣言
2012. 6. 16 日比谷野外大音楽堂
〜 オフィシャル・レポート 〜 5年前の野音での初ワンマン・ライヴと同じく、この日も朝からあいにくの雨模様。そんな中、本日のスペシャル企画のひとつ、会場で限定販売される野音ライヴの即日プレスCD引き換え券の購入を待つファンが長蛇の列を作る。引き換え券は開場前にはほぼ完売し、ファンの期待感が伝わってくる。
夕暮れ時、開場時に本降りだった雨も開演時間が過ぎたあたりから止みはじめ、幻想的な雰囲気の漂う中、SEが流れ出すと自然と手拍子が沸き起こりメンバーが登場。ビッグバンドらしく全員黒のスーツスタイル、社長とスペシャル・ゲストの
サイトウ“JxJx”ジュン(
YOUR SONG IS GOOD)は白のスーツ・スタイル! 社長の「Ladies&Gentlemen, this is SOIL&“PIMP”BIG BAND!」との声に合わせ第一部<SOIL&“PIMP”BIG BAND(JAZZIN' SUITE)がスタート。初っ端は「Some Skunk funk」と、ブレッカー・ブラザーズの名曲を“カヴァー・キング”のソイルがビックバンドでアレンジし、圧倒的な音圧を放つ。野外ならではの開放感と空に向かって響き渡る音色が心地いい。各プレイヤーが入れ替わり立ち替わりで各々のパフォーマンスをぶつけ合うスリリングな展開に、オーディエンスはハイテンションの渦に。
社長からの「本日は雨です! 雨か汗のしぶきか分からないだろう! 踊ろうぜ!」のMCからスペシャル・ゲスト、JxJxを呼び込んでニ曲目へ。社長が「ラッキーなことに乾杯! こんな素晴らしいバンドを集めることが出来ました」と語るとメンバー紹介へ。「この編成楽しいよ! ステージには13人いて(6月16日の)6と1と6を足すと13。奇跡の数字の日、もっとついてこれるかい?」と客席を煽る。
3曲目「マシロケ」では、みどりんと元晴の掛け合いも印象深く、4曲目「Fuller Love」では丈青のアドリブから曲へ。緩急のある展開に聴き入るオーディエンスの姿。演奏するメンバーも、本当にこの日のライヴを楽しんでいる様子が随所に伺え、社長の「あっという間に第一部ラストとなりました」のMCから「POP KORN」。オーディエンスのハンドクラップと歌声が湧き上がり、最高潮の盛り上がりを受けて第一部は終了。
ステージ転換が終わり、ソイル登場のいつものSE「続、夕陽のガンマン」が流れ出すとやはり自然と沸き起こるハンドクラップ! ステージ上を赤い照明が照らし、第一部とは全く違う雰囲気で第二部<SOIL&“PIMP”SESSIONS(ROCKIN' MOTION)>がスタート。社長の「さぁ第二部はじめるぞ!」の掛け声と共にステージがライトアップされ、カラフルな衣装に着替えたソイルの6人がまぶしい。
一曲目「No Taboo」からいきなり最速に、ステージ転換の時間を挟んでいたとは思えない盛り上がりへ。「お前たちの力が必要だ!」と社長が煽ると、その声に呼応するかのようなオーディエンスからの地鳴りのような声が。ROCKIN' MOTIONと名付けられた第二部は、アップ・テンポのナンバーを中心に会場を一つに束ねていく。「Suffocation」「閃く刃」と休む間もなく“Death Jazz”を鳴らし続け、この日限りのアレンジで「Harbor〜SAHARA〜Fantastic Planet」のスペシャル・メドレーへ、「Fantastic Planet」ではコールが野音の空に響き渡る。
この日も元晴&タブゾンビがお得意のステージ・ダイヴ、そして社長も思わず客席へ、「雨も上がったね!」と嬉しそうに煽る。「今日の主役はお前らだ! 皆の愛を感じたよ」と語ると、改めてメンバー紹介へ。ラストに紹介されたみどりんのドラム・プレイからスタートした5曲目にはステージ下手から女性が登場……。歌い出したのはなんと椎名林檎! 会場はビッグすぎるサプライズにテンション最高潮! 「私の野音でのライヴにソイルがゲスト出演して頂いた時は天気が良かったのに……」と笑いを誘いつつ、「こんな特別な日ですから、皆さんとセッションさせて下さい!」と言うと「MY FOOLISH HEART」に合わせてステージ上にはレーザーによる歌詞が映る演出が。楽曲が終わり切る前にさりげなくステージを後にする椎名に暖かい拍手が贈られました。
社長は「世界で一番素敵なパーティ会場になりました!」と語り、第二部本編ラストの「Summer Goddees」。アンコールで再登場すると社長の「we love music!」の雄叫びをきっかけにオーディエンスとのコール&レスポンスを繰り広げた後、「殺戮のテーマ」へ。“ソイル”コールに続き、最後に本日登場した全てのゲスト・ミュージシャンの名前を社長はシャウト、熱狂の野音ライヴを締めくくりました!