オーストラリアで結成され、ポストカード、ラフ・トレードなどの英レーベルを渡り歩いたギター・ポップ・バンド、ゴー・ビトウィーンズ。そのオリジナル・メンバーであった、グラント・マクレナン（Grant McLennan）が5月6日、オーストラリアの自宅で死去した。享年48歳。

　ゴー・ビトウィーンズは、バンドの中心人物として活躍するグラント・マクレナンとロバート・フォスターがデュオとして活動を開始したのが始まり。個性の異なる2人のソングライターを擁し、柔らかな空気が取り巻くアコースティック・サウンドで奏でられる、美しい“うた”を常に追求していました（写真は『16ラヴァーズ・レーン』）。80年代の終わりとともに一時解散してしまうものの、彼らを慕うベル・アンド・セバスチャンらの登場により、再評価の声も高り、近年になり復活。2003年には結成25年目にして初となる来日公演を行ない、往年のファンを狂喜させていただけに残念です。なお死因は発表されていません。心よりご冥福をお祈りします。