元
andymoriにして、
銀杏BOYZをはじめ、数々のアーティストのサポートドラマーとしても活動しているシンガー・ソングライターの
岡山健二と、昔からの音楽仲間であり、大分県杵築市のカフェ「まめのもんや」店主兼焙煎士の村上淳也による、三重県伊賀市出身の2人組バンド、
classicusが、2025年7月23日(水)に結成10年の節目となるアルバム『Hasta La Vista』(ヨミ:アスタ・ラ・ビスタ)をリリースすることを発表しました。
アルバム・タイトル“Hasta La Vista”は、スペイン語で「さようなら」や「またいつか」を意味する言葉。これまでのclassicusにはなかったテイストのタイトルを題し、彼らからの近況報告といった具合のカジュアルな空気感を醸し出しつつも「バンドがどんなことを大切にしてきたか」という核の部分に近づく内容となっています。
2016年リリース、2024年には銀杏BOYZの
峯田和伸による熱い推薦によりLPで再発された1stアルバム『
classicus is not like that』から、「フェルメールの肖像」「君の家まで」を新録ヴァージョンで収めるほか、SNSのタイムラインから見える人間の機微をソウルテイストなサウンドにのせて歌う「ブルーバード」、亡き友人や家族へ向けて村上が作曲 / 岡山が漫画家・
諸星大二郎の作品から着想を得て“魚の生、鳥の死”というテーマのもと作詞をしたエキゾチックな鎮魂歌「Hasta La Vista」、先の見えない不安を抱える現代の孤独と、その中の限定された優しさや温かさを繊細に表現した「ナイト・ドライブ」など、全8曲を収録。岡山・村上それぞれの人間性から滲み出る穏やかさと少しのスパイスが、疲れた心に染み入るとともに、まるで遠くの国から届いた手紙のように、どこか異国情緒を漂わせながらも、生活の中に溶け込む楽曲が並びます。
また、従来の持ち味であるオルタナティヴ / カントリーを軸に、新しい要素も取り込みながら制作された本作は、バンドの今後の方向性を示す指標となるような、軽やかな一陣の風の存在をも感じることが出来ます。
なお、classicusは7月19日(土)に東京・吉祥寺MANDA-LA2にて『Hasta La Vista』発売記念ワンマン・ライヴを開催。TIGETにてチケットは発売中です。