“元警察官”という異色の経歴を持つシンガー・ソングライターの五十嵐ハルが、11月19日（水）にシングル「結晶」をリリースしています。

　高校時代からバンド活動を行ない、解散後にDTMをきっかけにソロ・アーティストとしての活動をスタートさせた五十嵐は、生活の中で感じる憂鬱や違和感をまっすぐに吐き出すような楽曲スタイルが特徴。これまでにも日々の不安や社会への本音を代弁するような作品を数多く発表し、世代を問わず、多くの共感を集めてきました。

　警察官となった後も音楽活動を諦めきれず音楽の道へ進むことを決意。日々音楽制作に打ち込みながらSNSを軸に発表を重ね、2024年には「めんどくさいのうた」がSpotify Japan急上昇チャートやバイラルトップ50入りを果たしました。続く「少しだけ」も各種チャートにランクインし、Billboard JAPAN Heatseekers Songsでは初登場1位＆3週連続首位を獲得。国内最大級の音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」では最優秀ニュー・アーティスト賞にもエントリーするなど、注目度が高まっています。

　「結晶」は、満員御礼で迎えた11月13日（木）の東京・渋谷WWWでの1stライヴ〈NO TITLE〉にて初披露。同曲について、五十嵐は「どうにも冬が苦手なのは、綺麗すぎる思い出が切ない気持ちを強くするからだと最近感じまして。いつまで経っても変わらないであろう美しい記憶を形にしてみたくて、気付いたらこの曲ができてました。大きなため息をはきながら、妄想を膨らませて作った冬の曲です」と語っています。

　ジャケット写真は、五十嵐のグッズやミュージック・ビデオも手がけるデザイナーのmitoが、歌詞からインスピレーションを得て制作。あわせて、19日（水）0時より公開されたオフィシャル・リリック・ビデオも、mitoがディレクションを担当しています。シンプルな構成の中に、冬の冷たく張り詰めた空気が息づいており、その空気に乗せて紡がれる歌詞の一つひとつから、季節の情景と切なさがダイレクトに伝わってくる作品となっています。

　楽曲、ジャケット、ミュージック・ビデオ、すべてに込められた想いを、体感してはいかがでしょうか。