TOKYO世界が、新曲「シャドウビート」を12月19日(金)にリリース。
「シャドウビート」は、キャラクターデザインを人気イラストレーターcoalowl(コールアウル)が手掛けた、教室の片隅で息を潜めていた“クラス5軍”の少年少女が、エモラップで心の闇を歌い――放課後の夕焼けとともに“陰”がヒップホップで化ける瞬間を描く学園青春譚・新作ショートアニメ『シャドウビート』(小学館 / Plott)のテーマ曲。NOAHが手掛けたエモ / Lo-Fiビートの上で、生きる中での不平等、不公平、生きづらい / 息のしづらい世の中に対する絶望を感じながらも、自分次第でゲームチェンジが可能だという暗闇に差し込む希望を歌った作品で、TOKYO世界が“自身の救われた”「弱者のためのヒップホップ」を表現した楽曲に仕上がっています。
また、リリース日の12月19日(金)の夜19時に本楽曲のミュージック・ビデオを『シャドウビート』の公式YouTubeチャンネルでプレミア公開。ミュージック・ビデオの制作は株式会社Plottが担当、アニメの舞台である渋谷 宇多川町を中心に実写映像とアニメーションをミックスし、楽曲の世界観をクールに描いた映像作品になっています。
[コメント]“生きる”ってとても難しいことだと思っています。
働いたり、勉強をしたりするのでも難しいのに、家族との関係や自分のキャラ、アイデンティティの有無、能力の差、周囲の人との比較、周りの目、そういったものが絡みついてきて、とても息をしづらいなって思います。
特に学校という限られた世界ではそれが顕著です。それまで生きてきた環境が全てだと思ってしまい、希望を持てない人達がいっぱいると思います。
僕がそうでした。
世の中は不公平だとずっと思っていながら、心の中では“きっと何か良いことがある”と思ってました。だけど、結局そんなことはなくて、その不平等さに納得してしまって絶望した時がありました。この経験はきっと僕だけじゃないと思います。
ただ、その状況は誰にでもどうにでもできる、ということを知ってもらいたい、他人との比較や自分の境遇などは自分次第で全部壊せる、そういう希望を持ってもらいたいと思ってこの曲を作りました。
僕は地球が爆発したり隕石が落ちて来てこの世界が滅んで欲しいと思っていました。
そんな人生で一番辛かった時期に、幸いなことに僕はヒップホップに出会って鬱屈とした生活に光が差して人生が変わりました。
でも、自分が出会ったヒップホップというカルチャーは、僕みたいな人間を「助ける」役割としてはまだ間口が広くないとも感じていて、今回のヒップホップ×アニメーションというプロジェクトによって「弱者のためのヒップホップ」という僕が救われたカルチャーがより広がる可能性があると思いました。このようなプロジェクトに参加できてとても光栄です。
当時の自分が欲していた明確な希望を、少しでも多くの自分と同じような人達に伝えられたら、どんな人生も全部変えられると思ってもらえたら、とても嬉しいです!――TOKYO世界