90年代前半に“マッドチェスター”にも通じるインディ・ダンスを披露した、ロンドン出身の5人組バンド、
フラワード・アップ(Flowered Up)。バンドのフロントマンであったシンガーのリアム・マーヘル(Liam Maher)が10月20日に死去していたことが明らかになりました。死因は不明。
フラワード・アップは1990年に英ロンドンのカムデンで結成。翌91年に唯一のオリジナル・アルバム『ライフ・ウィズ・ブライアン(A Life With Brian)』(写真)を発表、「It's On」「Weekender」など全英チャートTOP40入りしたシングルを生み出し、“マンチェスターに対するロンドンからの回答”としてインディ・ダンス好きを中心に話題を集めました。
バンドは1994年に解散、2007年に再結成ツアーが計画されるものの、実現されることはなく、またリアムは2001年にアラン・マッギー主宰のポップトーンズ・レーベルと契約を交わしますが、こちらもリリースに漕ぎ着けた作品はありませんでした。心よりご冥福をお祈りします。