米ニューヨーク音楽シーンの重鎮、
キップ・ハンラハン(Kip Hanrahan)が7年間の沈黙を破って発表するニュー・アルバム『
クレッセント・ムーン』(MZCA-1368 2,400円 + 税)が、3月16日(金)に日本先行で発売。
ハンラハンは、1970年代最後の年にニューヨークで最も治安が悪く危険な地区とされていたサウス・ブロンクスにレーベル「アメリカン・クラーヴェ」を設立。1981年に自身のアルバム『
COUP DE TETE』を発表し、以後も自作のほか、プロデュースした
アストル・ピアソラの『タンゴ・ゼロ・アワー』をはじめ、ラテン、ジャズ、ロックといったあらゆるジャンルを呑み込んだ前衛的なサウンドの作品を発表し、ファンの耳と感性を刺激してきました。
常に時代の空気の淀みを掬い取ったクールで濃厚なハンラハンのメッセージは本作でも健在。カヴァー・アートでは紺碧の空に三日月、米軍の無人航空機、戦場の破壊と死のヴィジュアルで構成され、混沌とした現代を表現。日本盤にはハンラハンによるライナーノートの和訳を掲載したブックレットが封入されます。
■2018年3月16日(金)発売
キップ・ハンラハン
『クレッセント・ムーン』MZCA-1368 2,400円 + 税
[収録曲]
01. 彼女が測る夢の重さ
02. 夜のはじまりのルシア
03. 今夜、やさしさと踊る
04. 完璧な数学(模範的なブロンクスの幼年時代)
05. 乱流熱に映る影
06. シルヴァナはフィルム・ノワールの影を笑う
07. アンディは数少ない金脈のひとつを笑う(ブロンクスの幼年時代)
08. ノット・アローン
09. 光と名づけよう
10. 夜に魅せられて
11. 親密な時に関する彼女と彼の見解
12. 寛ぐ裸の女
13. 怯える裸の男
14. 夕闇の訪れ
15. 藍色の夜の女
16. ぼくの瞳の色
17. 夜が見つけた自分の姿
18. スコットランドの子守唄
19. オリンダで語られたこと
20. ワーキング・クラス・ボーイズ