美輪明宏の90回目の誕生日を迎える5月15日(木)に、美輪がキングレコードからリリースしたシングルおよびアルバム計17タイトル(のべ171曲)が一挙配信リリースされました。あわせて、美輪明宏のコメント公開されています。
美輪明宏は、1935年長崎市の生まれ。その後上京し国立音大付属高校に入学するも中退し、16歳にしてプロの歌手として活動開始。かつて銀座にあったシャンソン喫茶「銀巴里」に出演して人気を呼び、1957年に「メケ・メケ」が大ヒット。その美貌と中世的なファッションが話題をよぶも、1960年代半ばにはイメージを一新し、シンガー・ソングライターの元祖的存在として「
ヨイトマケの唄」など数多くの歌を自ら作り、歌ってきました。その後は歌手としてだけでなく、俳優、演出家、声優など多方面において活躍。現在もテレビやラジオのレギュラー番組および雑誌の連載を持ち、唯一無二のアーティスト、現代日本のオピニオンリーダーとして第一線で活躍を続けています。
今回配信されたのは、1965年に初めて音源化され大きな話題を呼んだ「ヨイトマケの唄」ほかシングルが5タイトル、そして『ヨイトマケの唄』(オリジナル発売:1965年)から『
BRAVA DIVA MIWA』(同2013年)までアルバムが12タイトルの計17タイトル(のべ171曲)。『NHK紅白歌合戦』で披露された「ヨイトマケの唄」「ふるさとの空の下に」をはじめとしたオリジナル曲は、現代社会においても充分に通用するメッセージ性を持ち、またカヴァー曲に関しては「メケ・メケ」「愛の讃歌」などのシャンソン作品から日本の童謡、昭和の流行歌など、レパートリーが幅広く、美輪のアーティストとしての奥行きを感じさせる内容に。美輪明宏の音楽を通じ、崇高な美意識、無償の愛、そして明日を生きるヒントが存分に伝わるラインナップを是非チェックしてみてください。
[配信作一覧]・シングル
1965年6月10日発売「ヨイトマケの唄」
1965年11月1日発売「太陽が大好き」
1966年11月1日発売「湯どうふの唄」
1967年6月1日発売「雪国の女ごころ」
1968年8月10日発売「黒蜥蜴の唄」
1965年12月10日発売『ヨイトマケの唄』
・アルバム
1968年10月20日発売『丸山明宏 デラックス』
1969年8月10日発売『別れのブルース−丸山明宏“おんな”と“愛”を唄う−』
1987年4月21日発売『美輪明宏の世界』
1991年8月21日発売『愛の贈り物』
1992年10月21日発売『CHANTE LES TUBE POPULAIRE EUROPIA』
1995年9月6日発売『昭和の名歌を唄う』
1999年8月27日発売『日本の心を歌う』
2001年2月21日発売『<愛>を歌う』
2002年10月22日発売『古賀メロディーを唄う』
2006年11月8日発売『日本の詩を唄う』
2013年12月25日『BRAVA DIVA MIWA』「コメント]私の歌の歴史は童謡に始まって、流行歌、ジャズ、シャンソン、タンゴ、クラシックと、さまざまなジャンルに及びます。またシンガーソングライターとして「ヨイトマケの唄」を始めとして多くの作品を書いてまいりました。よろしければどうぞお聴き下さいませ。――美輪明宏