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米津玄師、「KICK BACK」が全米レコード協会(RIAA)プラチナ認定 日本語詞として史上初の快挙

米津玄師   2025/09/18 11:17掲載
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米津玄師、「KICK BACK」が全米レコード協会(RIAA)プラチナ認定 日本語詞として史上初の快挙
 2025年9月、米津玄師の「KICK BACK」が、アメリカレコード協会(RIAA)によりプラチナ認定を受ける快挙を成し遂げました。ゴールド公式認定に続き、日本語詞としては“史上初”のプラチナ認定という偉業達成となります。

 アメリカレコード協会(RIAA)は1952年に設立され、アメリカ国内でのセールスに応じてゴールド&プラチナ認定を行ってきた機関。RIAAは公式サイトにて、「KICK BACK」が、2023年8月付けで50万ユニット以上を記録した楽曲に与えられる「ゴールド公式認定」を受けたと発表。そして今回、100万ユニット以上を記録した楽曲に与えられる「プラチナ公式認定」を受けたと発表しました。

 「KICK BACK」は、2022年放送のTVアニメ『チェンソーマン』のオープニング・テーマ。作詞作曲を米津玄師が手がけ、楽曲のアレンジを、米津と常田大希King Gnu / MILLENNIUM PARADE)が共同編曲。モーニング娘。そうだ!We’re ALIVE」をサンプリングし大きな話題となった楽曲。ジャケットは、米津がチェンソーマンを描き下ろしました。

 2022年10月12日0時より配信リリースされると、瞬く間にチャートを席巻。国内では配信デイリーチャート31冠を獲得し、Spotifyの世界で最も再生されている楽曲デイリーランキング「トップ50 – グローバル」(10月13日付)に47位でランクイン。同チャートに国内アーティストがチャートインするのは史上初となり、日本ポップ・シーンの歴史を塗り替える快挙を成し遂げました。その後も、米津玄師と常田大希が出演したミュージック・ビデオも大きな話題となり、ミュージック・ビデオは2億再生、ストリーミング累計再生数は5億回を超える大ヒット。

 「KICK BACK」が収録された6thアルバム『LOST CORNER』(2024年8月21日発売)は、配信リリースと同時に、フィジカルCDも全世界で発売。北米、ヨーロッパ、アジアでリリースされ、米国で最も権威のある音楽チャート・Billboard(ビルボード)の「Top Current Album Sales」「World Albums」「Emerging Artists」の3つのチャート(いずれも2024年9月7日付)で、TOP 50入りをする快挙を成し遂げました。日本国内では、2020年にリリースされ社会現象となった5thアルバム『STRAY SHEEP』に続き、2作連続での50万枚超えを記録。ソロ・アーティストがアルバム2作で累積売上50万枚を超えるという令和初の偉業を達成しており、令和に発売した作品で累計売上50万枚を記録しているソロ・アーティストは米津玄師のみとなります(2025年9月現在)。

 原作はシリーズ累計発行部数 3,000万部を突破し、現在『少年ジャンプ+』(集英社)で人気連載中の漫画『チェンソーマン』。著者は、『ファイアパンチ』『ルックバック』『さよなら絵梨』など話題作を次々と生みだす鬼才の漫画家・藤本タツキ。 2022年には、アニメーション制作スタジオMAPPA(『呪術廻戦』『進撃の巨人 The Final Season』など)によるTVアニメが放送され、国内だけでなく、世界中で高い評価を獲得。現在まで200ヵ国以上の国と地域で配信されています。

 そして今回、ファンからの人気も厚く、TVシリーズの最終回からつながる物語、[エピソード“レゼ篇”]が映画化。主人公・デンジが偶然出会った少女・レゼに翻弄されながら予測不能な運命へと突き進む物語が、MAPPAアニメーションならではの疾走感溢れるバトルアクションと共に描かれます。映画は9月19日(金)公開。日本を皮切りに、50ヵ国以上の国と地域で公開されることが決定しています。

 劇場版『チェンソーマン レゼ篇』主題歌は、米津玄師「IRIS OUT」。エンディング・テーマは、米津玄師, 宇多田ヒカル「JANE DOE」。

 2025年9月12日より各プラットフォームで一斉配信された「チェンソーマン 総集篇」は、「KICK BACK」がオープニングだけでなく劇中でも使用され、賞賛の声が続々。劇場版の公開目前に、大きな盛り上がりを見せています。

[コメント]
「KICK BACK」が、RIAAアメリカレコード協会よりプラチナ認定を受けたということで、大変嬉しく思っております。
この曲は、2022年のTVアニメ『チェンソーマン』のオープニング・テーマとして制作しました。共同編曲として、King Gnuの常田大希に参加していただいて、なんかすごく楽しかった記憶が残っています。作るにあたっても、いろいろ苦労する、試行錯誤をすることもあったとは思うんですが、喉元過ぎれば熱さ忘れるというか。今となっては、すごく無邪気に作っていたなという、いい思い出として残っていますね。
ミュージックビデオは、奥山由之監督に撮っていただきました。なんというか、今までに誰も見たことがないような、素晴らしいミュージックビデオで。撮影は大変だったのですが、それもまたいい思い出として、いい人生の一幕だったなぁというふうに思っております。とても素晴らしい映像になって大満足です。
今年の初め、ワールドツアーに行った時には、皆さんこの「KICK BACK」という曲で、非常に熱く盛り上がってくれて。やはり『チェンソーマン』が日本以外の国でも人気なのも合わせて、この曲が持ってる力というかエネルギーみたいなものは凄く大きいんだなということを改めて感じる機会になりました。
そして、今年は『チェンソーマン レゼ篇』の映画が公開するということもあり、「KICK BACK」のリミックス版を、Frost Childrenに手掛けてもらいました。Frost Childrenは以前からすごく好きなミュージシャンで。リミックスの依頼を受けてくださって、初めて聴いた時、ものすごい振れ幅で1発目から最高の音が鳴っていて、非常にこう“やったー!”という気持ちで、聴いた瞬間のことを強く覚えています。初めてリミックスということをやったのですが、こんなに楽しいものなんだなということを実感しました。ありがとうございます。
そちらも合わせて、楽しんでもらえたら嬉しいです。

――米津玄師





米津玄師「KICK BACK」
特設サイト
reissuerecords.net/kickback
配信リンク
smej.lnk.to/KICKBACK
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