2024年、約10年ぶりに日本での音楽活動を再開した
アンジェラ・アキが、11月26日(水)にニュー・シングル「Floating Planets」をミュージック・ビデオとともにリリース。あわせて、オリジナル・アルバムとしては約14年ぶりとなるニュー・アルバム『
Shadow Work』のリリースを発表しました。
アルバムの先行シングルともなる「Floating Planets」は、幸せと終わりを同時に感じてしまうような、切なくも複雑な恋の物語。本作で描かれているのは、「きっとこの関係は続かないかもしれない、今のこの状況の中で幸せと苦しみを同時に感じている」という、幸せな関係でもなく、別れの世界でもない、揺れ動く感情の世界。
アンジェラ・アキは「4年前に17年間一緒に過ごしてきた人と離婚をして、40代で独りになってから一つの恋愛をした。そこで経験したことを描いたのがこの作品。幸せという気持ちと、終わりの悲しみが隣り合わせにあって、白と黒だけではない、本当にグレーのグラデーションのような感情がいくつもある、そのグラデーションを描いたリアリティーのあるラブソングを作りたいと思った」と語っています。
また、あわせて公開された「Floating Planets」のミュージック・ビデオについても、アンジェラは48歳の自分をそのまま映すことに強くこだわり、自らMVのコンセプトを考え、絵コンテまで作成し、自らが歌唱だけでなく演技を敢行。これについても「これは私の体験だから、私が演じる必要があった。他の俳優さんが代わりに演じることは考えられなかった」とアンジェラは明言しています。
そんな“今”のアンジェラ自身を詰め込んだニュー・アルバム『Shadow Work』は、オリジナル・アルバムのリリースとしては前作『
BLUE』以来14年ぶり。収録曲は「Pledge」とニュー・シングル「Floating Planets」を含む全新曲13曲が収録予定。タイトルになっている「Shadow Work」とは、心理カウンセリングの一つで、自分の心の影や闇を認め、統合していく自己理解のプロセスのこと。そして2020年からアンジェラが続けているShadow Workの過程を音楽作品として表現したいと決意し、3年の歳月をかけてアルバムを完成させました。何物にもとらわれず、恐れることなく、自分自身の経験と表現を追求したリアリティーのある作品となっています。
アルバムに関してアンジェラは「このアルバムは2020年、真剣に自分と向き合う決心をした瞬間からスタートしていたのかもしれません。大袈裟に聞こえるかもしれないけど、私はこの5年で何度も生まれ変わりました。Shadow Workを通じて、また友人の支えもあって、これまで体験してきた数々の感情の渦をやっと言葉にできるようになりました。怒り、嫉妬、劣等感、欲望といった自分の中に存在する闇を、一人の人間として初めて眺め、認め、受け入れ、それに優しく触れられるようになりました。まだまだ人間として成長の途中ですが、ここまで辿ってきた道のりをリアルに捉えたくて13年ぶりにオリジナルアルバムを作り始めました。このアルバムは自分が自分のために作らなければいけない作品でした。聴いてくれる人に何か特別なメッセージを受け取ってもらいたいわけではないのだけど、5年前に闇に飛び込み、ぬかるみとモヤの中を歩いてきた体験を綺麗事なしに一つの作品に詰め込みました」と語っています。
今年2025年にメジャー・デビュー20周年を迎えたアンジェラ・アキ。2014年に渡米、2024年にはミュージカル音楽作家としてのデビューと共に日本での音楽活動を再始動。11年ぶりの全国ツアーに新曲のリリース、約14年ぶりのオリジナル・ニュー・アルバムのリリースと、さまざまな活動を発信し続けており、その躍進に期待が高まります。