2006、2007年と米国ジャズ専門誌『ダウンビート』の国際批評家投票で“Rising Star Jazz Artist”、“Rising Star Composer”の両部門を制し、そのほか『ヴィレッジ・ヴォイス』紙、『ニューヨーク・タイムズ』紙などから「40代以下の世代では最も重要な位置にいるピアニスト」との高い評価を得ている注目のピアニスト、
ヴィゼ・イアー(Vijay Iyer)が本邦デビュー盤
『デビュー(原題:Solo)』(VACG-1011 税込2,625円)を8月18日にリリースします。
現在39歳のヴィゼ・イアーは、ニューヨークのインド移民の家庭に生まれ、幼少時はクラシックを学び、高校生でジャズに目覚め、卒業後はバークリー音楽院に進学。自らの音楽に影響を与えた存在として、
デューク・エリントン、
セロニアス・モンク、
アンドリュー・ヒル、
セシル・テイラーを挙げており、エレクトロニカ、ヒップホップ、ロック、さらには
スティーヴ・ライヒ、
バルトーク、
ドビュッシーなどクラシックなど、多ジャンルの音楽を吸収したユニークな音楽スタイルが評価されています。(しかし、彼のスタイルの基本にあるのが両親の母国のインド音楽のリズムやメロディなのだそう!)
そして待望の本邦デビュー盤は、ソロ・ピアノ作。オリジナル曲が4曲に、
マイケル・ジャクソンの「ヒューマン・ネイチャー」や、セロニアス・モンクの「エピストロフィ」、
スティーヴ・コールマンの「ゲームズ」などのカヴァー曲を収録しています。これまで10枚以上のリーダー作を発表しており、そのどれもが主要音楽誌で年間ベスト・アルバムに選ばれるなど、その実力は折り紙つき。ぜひ本邦デビュー盤でその実力をチェックしてみてください!